実はよく分かってないかも…?結婚式の【受付】の具体的なお仕事と流れを徹底解説*
2019.08.01公開
結婚式に欠かせない受付のお仕事*
新郎新婦さんと結婚式場のスタッフさんが協力して作り上げ、ゲストをおもてなしする結婚式。
でも、ゲストに必ず協力してもらう必要のある役割もあります。
それは、挙式が始まる前の〔受付〕のお仕事*
新郎新婦それぞれのゲストから各2名ずつ、特に仲の良い友達や同僚を指名するのが一般的です。
結婚披露宴の受付って具体的にどんなお仕事内容?
結婚式に欠かすことのできない役割である受付ですが…
「実は、具体的にどんなお仕事内容なのかよく分かっていない」という方もいるのではないでしょうか。
実際に友達の結婚式で受付を頼まれたことがない限り、最初から最後までの流れがどんな風になっているのか、知る機会はありません。
でも、自分の結婚式の受付を大切な友人に頼むのであれば、仕事内容を理解して責任をもってお願いするのがマナーと言えます。
この記事では、式場によっても多少異なりますが、一般的な受付の仕事の流れをご説明します*
結婚披露宴の受付のお仕事①早めに集合
まず前提として、受付には
☑挙式の前に行うパターン
☑挙式と披露宴の間に行うパターン
の2種類があります。
どちらの場合も、他のゲストがやってくる前に受付業務の説明をスタッフさんから受けるため、20分ほど早く来てもらうのが一般的。
親族の受付を親族紹介の前に行う場合は、さらに早い時間の集合となることもあります。
招待状発送の際には、受付担当の集合時間を知らせる付箋を必ず入れておくようにしましょう*
結婚披露宴の受付のお仕事②スタッフさんからの説明
早めに集合した受付担当のゲストへ、式場のスタッフさんが受付の流れを説明してくれます。
誰か一人でも集合時間に遅れてしまうと、スタッフさんも説明が始められないので、時間にルーズではない友人を選ぶのも新郎新婦さん目線では大事なポイントです。
また、受付の際にゲストから質問されることがあるので、以下の場所を聞いておくと安心。
☑クロークの場所
☑お手洗いの場所
☑喫煙室
☑待合室
聞かれる度にスタッフさんを探し回らなくて済みます。
また、時間があるようであれば新郎新婦さんのご両親に挨拶をするのがおすすめです。
お祝いの言葉と簡単な自己紹介、「受付をしっかりつとめます」という一言を伝えましょう。
少しでも言葉を交わせると、ご両親も安心感がありますよね♡
また、ご両親から受付の御礼を渡されることも多いので、話しかけられてビックリ&焦らないように心づもりをしておきましょう。
結婚披露宴の受付のお仕事③いよいよ開始!ゲストの到着を待つ*
受付の流れやお手洗いなどの場所を確認したら、受付に立って他のゲストの到着を待ちます。
必ず受付開始前にお手洗いや荷物の整理を済ませ、受付が終わったあと挙式にすぐ参加できるような状態にしておきましょう。
受付時間になると、他のゲストが続々とやってきます。
受付前のスペースに人がたまって中々受付にやってこない場合は、「新婦側ゲストの受付はこちらです」と声をかけて誘導するのがおすすめです◎
到着したゲストから次々受付を済ませるようにすると、受付に長蛇の列ができるのを防ぐことができます。
結婚披露宴の受付の流れ③挨拶、ご祝儀をゲストから受け取る
ゲストが受付までやってくると、ゲストの方から「本日はおめでとうございます」と声をかけられます。
受付をしているこちらも新郎新婦さんに「おめでとう」を言う立場なのですが、受付時は「ありがとうございます」と受け答えをします。
新郎新婦さんの親族の場合は、こちらから「本日は誠におめでとうございます」と挨拶してもOK。
挨拶が終わると、ゲストからご祝儀が差し出されます。両手で受け取り、「ありがとうございます、お預かりいたします。」とお礼を言いましょう。
この時、「ご祝儀はありますか?」と受付側から催促するのはNG。ゲストが取りだすのを待つようにしましょう。
預かったご祝儀は、名前がゲスト側から読める向きでテーブルの上に置いておきます。
誰からご祝儀を預かったのか、受付側の名簿でもチェックするのを忘れずに。
どのゲストがまだ来ていないのかの出欠リストにもなります。
結婚披露宴の受付の流れ④芳名帳に記帳してもらう
ご祝儀を預かったら、続いて芳名帳に記帳してもらうようゲストに促します。
「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いいたします。」という言葉とともに、ペンと芳名帳を指し示しましょう。
芳名帳には住所やメッセージを書くものもありますが、記入する箇所が多いと後続のゲストの待ち時間が長くなってしまうため、氏名だけ署名してもらうことも。
「全部書く必要がありますか?」とゲストから聞かれることもあるので、どの項目を書いてもらうかスタッフさんに確認しておくのがおすすめです。
記帳が終わったら、「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。
結婚披露宴の受付の流れ⑤席次表・お車代を渡す
ご祝儀のやりとりと記帳が終わったら、席次表やプロフィールブックなどをゲスト一人ひとりに手渡します。
遠方のゲストへのお車代や、二次会幹事や余興担当のゲストへの御礼を受付で渡すこともあるので、渡し忘れのないように注意しましょう。
渡す際は「新郎新婦より、こちらをお預かりしております。」と一言添えましょう。
受付後に寄せ書きやウェディングツリー、チェキ、ドレス色当てクイズの投票などをしてもらう場合は、受付で案内をします。
内容をよく知らないと受付担当もゲストに詳しく説明できないので、どんなことをやってもらうつもりなのか新郎新婦さんが事前に説明しておくとベストです。
最後に控室や待合室の場所を案内したら、受付終了です。
この流れをゲストの人数分繰り返します*
結婚披露宴の受付の流れ⑥親族にお祝儀を渡す
ゲスト全員の受付が終わったら、預かったご祝儀を新郎新婦の親族に届けます。
大きな袋に全てのお祝儀をまとめ、口をホッチキスで止めた状態で手渡すことが多いようです。袋やホッチキスは会場で用意してくれるので、用意は必要ありません。
届けるタイミング(挙式前、披露宴前など)もスタッフさんから指示があるので、それに従えばOKです*
手渡す際は、「無事に受付が済みましたので、ご祝儀をお持ちしました。」と一言説明します。受付前に挨拶と自己紹介をしていない場合は、このタイミングで行いましょう。
新郎新婦さんの親族にご祝儀を届けたら、全てのお仕事が終了です♡
たまにトラブルも…!
受付のお仕事すべてが滞りなく進むとは限りません。
想定外の質問をされたり、挙式開始時刻直前になってもゲストが揃わなかったり、お車代を渡し忘れたりなど、トラブルはつきもの。
スタッフさんが受付の近くにいることがほとんどなので、困った時はすぐ質問するようにしましょう*
また、受付担当のゲストは遅刻のゲストを待つようスタッフさんに指示されて、挙式開始に間に合わなかった…なんてトラブルもあります。
受付を頼むのはゲストの中でも特に親しい間柄の友人。挙式の入場シーンを見てもらえないなんて悲しいですよね。
遅刻のゲストをどう対応するかということも、新郎新婦さんが予めスタッフさんと話し合っておくと安心です*
結構大変なお仕事*お礼はしっかり渡しましょう♩
結婚披露宴の受付のお仕事内容をご紹介しました。
改めて一連の流れをおさらいしてみると、「結構大変な作業なんだな」ということが分かるはず。
特に新婦側の受付担当のゲストは、ヒールで何十分も立ちっぱなしなので、身体的負担も少なくありません。
新郎新婦さんは、「こんなに大変なことを引き受けてくれたんだな」と感謝の気持ちを持って、しっかりお礼をするようにしましょう*
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