全部似てるから混乱!「白い花びら&真ん中が黄色」の代表的な5つのお花を区別できるように解説

2022.05.06公開
きゅん
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白と黄色のお花って、いっぱいある!

よく見る、「花びらが白くて、真ん中の花芯が黄色い」お花って可愛いですよね。

結婚式の装花やブーケでもよく使われていて、ナチュラルでふわっと柔らかいイメージ♡

でも白と黄色のお花って、似たような見た目の種類がいっぱいあって。(お花屋さんや、お花に詳しい人じゃないと、パッとは答えられないことが多いかも)

たとえばこちらのお花*

よく見ますが、何という名前かすぐに答えられますか.......?

全部似てるから混乱!「白い花びら&真ん中が黄色」の代表的な5つのお花を区別できるように解説にて紹介している画像
@haruno45

答えは「マトリカリア」なのですが、マーガレットとかデイジーとか、そっくりな見た目のお花の名前も頭をよぎって、ちょっと悩んじゃいませんか...?

(人間なら絶対に双子でしょ😂と思うくらい似てます。)

そこでこの記事では、区別のつきにくい「花びらが白くて、真ん中が黄色いお花」をひとつずつ解説していきます♡

白と黄色のお花(1)マーガレット

代表的でよく知られているのは、マーガレットでしょうか♡キク科のお花です。和名はモクシュンギク。

花言葉は「恋を占う」「信頼」「真実愛」。

花びらを一枚ずつちぎって好き嫌いを占う花占いは、このマーガレットのお花が由来です。

11月~5月が開花時期で、香川にあるフラワーパーク浦島には、1ヘクタールを超える敷地にマーガレットが咲き誇ることで有名♡

【区別ポイント】

マーガレットは、白い花びら部分が細長いです。お花のサイズは7~8cmが平均で、他と比べると比較的大きめ。ピンクや黄色の花びらの品種もあります。

葉っぱを見ると、細くてギザギザ切れ込みが入っているのも特徴。変わった形なので、葉っぱを見ると分かりやすいかも。

マーガレットは結婚式では使われない...?

結婚式でもよく見る白と黄色のお花ですが、実はマーガレットは、結婚式の装花やブーケではあまり使われていないんです。

そもそもマーガレットは、鉢植えやポットで出回ることの多い園芸・ガーデニング向きのお花。

街中の植込みや街路樹でも咲いているので認知度は高く、結婚式で使われているのかなってなんとなく思い込んでいる人もいるかもしれませんが、実は茎の長さが足りなかったりして(装飾にするには元々の長さが必要なので)、

使われないことのほうが多いんです。

(世界的に調べたらあるのかな?と思って英語でMarguerite bouquetと調べてもあまりヒットしないのは、そもそもそういう理由!)

デコレーションというより、園芸目的がメインということ。

なので、結婚式で白と黄色のお花を飾りたいなら、フローリストさんには「マーガレット風で」と言えばイメージは伝わると思いますが、おそらく本番ではマーガレットではない、似た見た目のお花が使われることになるかも。

(もちろん不可能というわけではないので、入荷を待ってマーガレットを使っている花嫁さんもいます♡)

白と黄色のお花(2)デイジー

マーガレットと同じくらい定番なのが、デイジー。和名はヒナギク。キク科のお花です。

花言葉は「平和」「希望」「無邪気」。

開花時期は12月~6月で寒い時期にも咲きます。

デイジーは、育てやすいことからお家のガーデニングに適しているお花で、パンジーやビオラと同じくらい定番。

元々の語源は「day’s eye」という言葉みたいで、直訳すると「陽の目」。日光がさすと花を咲かせて、陽が差さないと花びらが閉じている性質にちなんでいるそう。

お庭で育てられる園芸系の品種ですが、花束やブーケの花材として使われることも多いです。

【区別ポイント】

デイジーは、マーガレットよりも小さいものが多くて、4cm前後が平均。(品種改良で大型のものもあります)

葉っぱは、楕円形で切れ込みがないのが特徴です。

ちなみに園芸種として人気のデイジーは、マーガレットに似ている品種ではなく、キクの見た目に近いこちらの品種が出回っているみたい。

白と黄色のお花(3)マトリカリア

マトリカリアも、白と黄色の組み合わせのキク科のお花♡和名はナツシロギク。

「集う喜び」「楽しむ」が花言葉です。

開花時期は5月~7月。

最初に紹介したマーガレットやデイジーよりも、このあと紹介するカモミールのお花に似ています。

小さめサイズで、茎が長くて、束にするとぴょんぴょんしているのが可愛い♡

結婚式のブーケでも、エアリー感を出すために、サブのお花の役割でよく使われています*

【区別ポイント】

マトリカリアは、花径1~2cm。茎が長くひょろっとしていて、軽いので、小さな花瓶でも飾りやすいです。

真ん中の黄色い花芯の部分が、ぷくっと少しだけ盛り上がって見えるのも特徴。

➡マトリカリアの八重咲き品種「ダブルラテ」の特集はこちら

白と黄色のお花(4)カモミール

紅茶のフレーバーとして人気のカモミールも、白い花びらに真ん中が黄色いお花。和名はカミツレで、こちらもキク科です。

花言葉は「逆境に耐える」「苦難の中の力」。たとえ踏まれてもその後丈夫に育ち、どこでも繁殖する生命力の強さを持っています。

4~7月が開花時期で、宮城の蔵王のカモミール畑や長野のカミツレの里は名所として有名*

たくさん集まるところでは、匂いの好き嫌いも分かれます。

【区別ポイント】

カモミールは、黄色い花芯が山のようにぷっくり突起して、花びらが少し下を向くのが特徴。

カモミールならではのハーブの芳香もあるので、見分けやすいですよね*

白と黄色のお花(5)ノースポール

ノースポールというお花も、白と黄色の組み合わせ。和名はカンシロギクで、キク科に属しています。

開花時期は12月~5月と長めで寒さに強いです。

花言葉は「誠実」「高潔」。

マーガレットをそのまま小ぶりにしたような見た目です♡

【区別ポイント】

マーガレットの花径は3cmほど。

葉っぱには切れ込みが入っているのですが、最初に紹介したマーガレットほど深くはないのが違い。

こんなにたくさんのお花を咲かせます♡

違いが分かりましたか...?

白い花びらと、黄色い花芯をもつお花たち。

どれもキク科で親戚なので似ていますが、お花の大きさや葉っぱを見ると、見分けることができそうです。

一輪でも可愛いのですが、一般的には小花とされているので、束で飾られたり・使われることが多いですが、ぎゅうっといっぱい集まると本当に可愛いお花だなって改めて思います♡

(ずっと見ていたら、目玉焼きみたいにも見えてきちゃいました😂)

結婚式の装花やブーケでも、積極的に花材にしたい種類です♡

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