由来や役割、頼み方を解説♡和装ブライズメイド《天姫》って知ってる?
2018.07.07公開
『天姫(あまひめ)』って知ってる?
まるで和装ブライズメイド!和装の花嫁さんのお手伝いをする存在、『天姫(あまひめ)』をご存知ですか?
日本には昔から、花嫁さんと近しい関係の女性が結婚式で介添えをつとめる風習がありました。そして、その役目をつとめた女性には幸せが早くやってくると考えられていました。
その伝統を現代に蘇らせたのが、和装ブライズメイド・天姫です♡
天姫の役割は?ブライズメイドとどう違う?
天姫の役割は結婚式当日の花嫁さんをサポートすることですが、特に「〇〇をしなければならない」というルールがあるわけではありません。
天姫と一緒に再入場したり、演出に協力してもらったり、一緒に高砂で可愛い写真を撮ったり。
ブライズメイドと同じように、自由にお願いごとをして大丈夫◎
天姫ならではの代表的な演出は、「姫振舞(ひめふるまい)」。
花嫁が身に纏う白無垢や色打掛は、着物の中でも最高の位をあらわします。姫振舞は、その着物の袖をゲストの前で大きく振って歩くことで、ゲストに幸せを振舞う演出。
天姫は花嫁さんの先頭に立って披露宴に入場したのち、袖を振る花嫁さんをそばで見守ります。
こちらの写真は、姫振舞の前に、天姫が花を一輪ずつ花嫁さんに手渡しているシーン♡
天姫と一緒に和装前撮りしても♡
また、披露宴では和装をせず、和装前撮りで天姫と一緒に写真を撮るという方もいます♡
お揃いの着物を着た仲良しのお友達と一緒に和装前撮りなんて、考えただけで楽しそう!
ドレスを着たブライズメイドは日本でも知名度がありますが、天姫は取り入れている花嫁さんはまだまだ少なめ。
「一緒に着物で前撮りしない?」と声をかけたら、とっても喜んでくれそうです♡
天姫は誰に頼めばいい?*
天姫はブライズメイドと同じく、身近な信頼のおける女性にお願いします。お友達だけでなく、姉妹や従妹でもOK。
未婚の女性は振袖、既婚の女性は訪問着を選ぶようにしましょう。既婚未婚関係なく同じドレスを着るブライズメイドと違う点ですね。
天姫の着物はどうやって選ぶの?*
天姫の着物はブライズメイドのドレスと同じく、花嫁さんが選んで用意します。
☑天姫用の衣裳を貸し出しているドレスショップを利用する
☑貸衣装やさんの着物をレンタルする
☑着物をレンタルできるネットショップを利用する
など、方法は様々。
ブライズメイドドレスより比較的高価なため、購入ではなくレンタルが主流です。
天姫用の衣裳を揃えているショップでない限り、全く同じ柄の着物を5~6着も揃えているお店は少ないため、自分で似た衣裳を探して複数店舗を回る必要があります…!
こちらの花嫁さんは、浅草の着物レンタル屋さんを飛び込みで回って、格調高く見える似た着物があるところを探したそう。
袋帯、伊達襟、帯締めの飾り、帯揚げ、全て花嫁さん自らコーディネートして、お友達は着物レンタルのお店に行くだけで済む状態にしておいたそうです。
着物の場合はヘアセットだけでなく着付けも必要になるので、美容室をおさえるのも花嫁さんの役割。
準備も大変で費用もかかりますが、その分天姫のお友達にもゲストにも喜ばれること間違いなし!
ブライズメイドが天姫なら、アッシャーの役割はいるの?
海外でブライズメイドと対になる存在が、アッシャーですよね。アッシャーは新郎さんの友人で、結婚式当日新郎さんのサポートをする男性です。
和製ブライズメイドである天姫と対になる言葉はないようですが、新郎さんのお友達に袴を着てもらって、アッシャーの役割をつとめてもらうのも素敵♡
和装のブライズメイド&アッシャーの集合写真は迫力がありますね…!
和装ブライズメイド『天姫(あまひめ)』に憧れる♡
和装花嫁さんをサポートする存在『天姫』をご紹介しました。花嫁さん自身だけでなく、お友達にとっても一生の思い出になりそうです。
和婚の花嫁さんはもちろん、和装前撮りや和装のお色直しを考えている花嫁さんは、天姫の役割をお願いしてみてはいかがでしょうか♡
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