はあちゅうとしみけんのニュースで話題!【事実婚】って、普通の結婚とどう違うの?手続きは?
2018.07.17公開
今、ネットで話題の「事実婚」
7月15日、有名ブロガーのはあちゅうさんが、事実婚を発表しました。
ネットで話題の有名人が結婚、しかも普通とは違う事実婚。
SNSで発表を見て、びっくりした方も多いのではないでしょうか。
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普通の結婚報告では、「結婚=婚姻届を出す=入籍」ですが、婚姻届を出さないのが事実婚。
なんとなく言葉の意味は理解できるけれど、詳しくはよく分からないという方が多いはず。
一体事実婚とは、どんな制度で、普通の結婚とどう違うのでしょうか。
事実婚について深堀りします!
事実婚って?普通の結婚とどう違う?
事実婚(じじつこん)とは、法律に基づく婚姻届は出さずに事実上の夫婦として結婚生活を送ること。
婚姻届を出さない=入籍しないので、
事実婚には届け出は要らず、「結婚している」と当人同士が認識していれば事実婚となります。
ただし、手続きをすれば夫婦としての社会的なサービスを受けることも可能。
実質夫婦として生活しているものの、法律上夫婦として認められない「内縁関係」とはこの点が違いますね。
はあちゅうさんと彼氏であるしみけんさんも、ただ「事実婚である」とお互い認識するだけでなく、手続きをとったそうです。
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事実婚するメリットって??
婚姻届を出す法律婚(届出婚)と、事実婚。どうして事実婚を選ぶカップルがいるのでしょうか。
事実婚のメリットはこんな感じ。
☑夫婦別姓でいられる
☑離婚をしても戸籍上は変化がない(バツがつかない)
☑夫婦として社会保険や公的サービスを受けられる(但し制約あり)
入籍はしないけれど、配偶者として正式にお互いを認め合う。同棲と結婚の間、といった感じでしょうか。
はあちゅうさんのような自由な生き方を模索している方にとっては、しっくりくる選択なのかもしれないですね。
事実婚のデメリットって?
では、逆に、事実婚のデメリットとは何でしょうか。
☑子供の親権はどちらかしか持てない
t☑生命保険の受取人や住宅ローンの連帯保証人になりにくい
☑事故や病気の場合、家族として手術のサインができないことがある
☑離婚の際の財産分与に贈与税がかかる
などなど、大きく子供の面と、経済的な面でのデメリットが大きいようです。
また、周囲の理解が得にくいというのもデメリットですよね。はあちゅうさん達にも、「何で入籍しないの?」という声がネットでたくさん挙がっているようです。
そもそも事実婚は届け出をしない「自認型事実婚」のカップルも多く、政府も一体何組が「自分たちは事実婚の状態」と認識をしているのは把握できていません。
そのため制度も整っておらず、サービスの適用も自治体や保険会社によってまちまちというのが実際のところのようです。
事実婚の手続きには何が必要??
婚姻届の提出が必要ない事実婚ですが、一体どんな手続きが必要なのでしょうか。
事実婚に必要な手続きは以下の2点。
☑住民票の届出
☑公正証書の作成
住民票の「世帯変更届」を出し、「続柄欄」を「夫(未届)」、「妻(未届)」と変更します。
これでただ同じ住所に同棲しているわけではなく、「婚姻届を出していないけれど、事実婚である」ということが公的に証明されます。
会社によっては家族手当を受けたり、生命保険によっては受取人になることも可能。
単身赴任の場合は住民票を一緒にすることができないので、この手続きはできません。遠距離恋愛のカップルの場合は、事実婚の手続きは難しいということですね。
公的証書とは?!
公正証書とは、「公証人という法律の専門家によって作成された証書」のこと。
医療機関で家族であることを証明する際や、住宅ローンを組む際など、公正証書の有無によって手続きがしやすくなるそうです。
ただ必ずしも夫婦として認められ、サービスが受けられるわけではなく、病院や金融機関によって対応が異なります。
テレビがまとめてた!
朝のニュース番組のスッキリ!がまとめた表はこちら。
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