伝統やマナーはやっぱり大事。高くてもお金をかけたい、今時花嫁さんが節約しがちなポイント3選*
2019.09.21公開
結婚式にまつわるジンクスって、やっぱり気になる。
結婚式の言い伝えや由来、皆さんはどのくらい気にしますか?
例えば、
「結婚式は大安に挙げるのが良い」
「6月の花嫁は幸せになる」
「ウェディングブーケは生花が良い」
などなど、幼い頃から知っていた言い伝えや知識など、結構たくさんあると思います。
最近はカジュアルな考え方のご夫婦も多いので、
「なんとなく堅苦しいから守らなくてもいいや」
「節約のために違うものを使おう」
というようなことも多いけど、
やっぱり昔ながらの言い伝えや由来を守ることって大切。
仕来たりを守るからこそ結婚式に品格が生まれたり、結婚式らしくて素敵だなって思ってもらえるし、やっぱり昔ながらの事には深い意味があるからです*
なので、結婚式が大好きな私としては、意味や歴史などの背景から、
「今は高いと思っても、ここはしっかりとお金をかけて欲しい!!」というポイントがいくつかあります!
結婚式準備に追われている今は「節約しないといけないから、別にいいや」と思っていても、後々「やっぱりお金をかければよかった」と後悔してしまうかもしれません。
高くてもお金をかけて欲しいポイント①フラワーシャワー
まず最初にご紹介するのは、フラワーシャワー*
フラワーシャワーは生花を使うのが理想的。でも、式場のフラワーシャワーのお花の価格は、1人当たり300~800円ほど。
500円だったとして、60名だと、3万円。これは、高いと感じる方もいるみたい。
なので、最近では節約のために造花を使ったりする花嫁さんも多いですよね。
ですが、フラワーシャワーには「ふわりと広がる花の香りによって新郎新婦を災難から守り、ふたりの周りを清める」という意味があります。
造花ではこの意味が無くなってしまうんです…!
挙式はとても神聖なもの。
ウェディングドレスもヘアもアクセサリーも、全部お気に入りを選んだのだから、それにふさわしい生のお花を使うと、ドレスも喜んでくれる気がするし、
自分たちだって一生幸せになれる気がします♡
高くてもお金をかけて欲しいポイント②ウェディングケーキ
ケーキのデザインは1段でも2段でももちろん選べますが、3段のものが昔からの定番。
段が増えるともちろん高くなるので、「だったら1段でも可愛いしいいかな」...と思う気持ちはわかります。でも!
ウェディングケーキが3段なのにもちゃんと意味があります!
3段のウェディングケーキが広まったのは18世紀のイギリス、ヴィクトリア女王の娘の結婚式だと言われています。
・1番下は当日のゲストへ
・2段目は来られなかった方へ
・3段目は1年後の結婚記念日に2人で
という「幸せのおすそ分け」の意味があります*
もちろん最近では生ケーキを使っているので(18世紀ではシュガーケーキという半永久的に食べられるケーキが使われていました)来られなかった人にお裾分けをしたり、1年後に食べたりするのは難しいですが、
『幸せのおすそ分け』という昔の名残は大切にしたいものです*
高くてもお金をかけて欲しいポイント③引き出物の縁起物
引き出物の「縁起物」も、最近では省略してしまう花嫁さんが多いポイント。
縁起物は鰹節や昆布、おうどんなどが主流。
確かに地味なラインアップではあるので、「それなら」と最近では縁起物を無くす代わりに引き出物やプチギフトを豪華にするという花嫁さんもいるみたい。
ですが、縁起物はそもそも引き出物と引菓子だけだと贈り物が「2つで縁起が悪い」(結婚式では別れを連想させるため割り切れる数字だと縁起が悪いと言われています)ために入れるようになったもの。
①ゲストからご祝儀をいただいたお礼の品➡引き出物
②ゲストの家族へのお土産➡引菓子
③引き出物と引菓子だけだと縁起が悪い➡縁起が良くなるために縁起物
縁起物というのは、「それ自体が縁起が良いから」という意味で入れているのでは無く、
引き出物と引菓子だけだと2でそもそも縁起が良くないから、縁起がよくなるように、3品目として縁起が良いものを入れているんです。
なので、必要無いからと縁起物を無くしてしまうのは本当はタブーなこと。
昆布や鰹節などの縁起物が必要無さそうだと感じたら、縁起物の枠で他のテンションが上がる何かを探すのが良さそうです。
伝統を大事にして素敵な結婚式をつくりたい♡
結婚式がどんどん自由に出来るようになってきた近年。
選べると知るとつい節約してしまったり、蔑ろにされがちだけど、伝統に立ち返って大事にしたいことを3つご紹介しました*
「絶対に伝統・ルールを守らないとだめ!」という訳ではありません。
でも、背景や理由を知らないで代替品にしたりカットして、
後から「こんな素敵な言い伝えがあるなら…」と後悔するのはすごく悲しいこと。
知識や伝統をしっかり自分で消化した上で、「これが良い!」「こうしたい!」と思える結婚式を選べると良いと思います♡
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