披露宴で挙式!?新しい挙式スタイル【宴内人前式】って知ってる?
2018.09.08公開
挙式=チャペルという常識が覆る!?
結婚式のメインである、愛を誓うセレモニー。キリスト教式や人前式はチャペルで、神前式は神社で行いますよね。
チャペルや神社での挙式のあと、新郎新婦とゲストは披露宴会場に移動し、パーティーが始まる…というのが今までの結婚式のスタイルでした。
ところが最近、チャペルでも神社でもなく、〔披露宴会場〕で挙式を行うカップルがいるんです…!
披露宴会場で行う挙式のスタイルは、人前式。披露宴の中で行う人前式なので、『宴内人前式』と呼ばれています。
今回は、新しい結婚式のスタイル『宴内人前式』というのはいったいなんなのか。
メリットとデメリット、流れや費用について詳しくご紹介します。
披露宴会場で挙式!『宴内人前式』のメリットは3つ!
宴内人前式のメリットひとつめは、ゲストが全員参加できるということ。
チャペルや神社は収容人数が決まっているため、披露宴に招待するゲスト全員は挙式に列席できないこともあります。
披露宴会場で行う宴内人前式であれば、ゲスト全員の前でセレモニーを行うことができます♡
宴内人前式のメリットふたつめは、自由でアットホームな雰囲気の挙式ができること。
チャペルや神社で行う挙式は二人もゲストも改まった雰囲気になりますが、宴内人前式では笑顔のゲストに見守られ、アットホームな中で愛を誓うことができます。
披露宴会場だからこそ、常識や宗教・伝統にとらわれない新しい演出も。ゲストが指輪をリボンに通して新郎新婦さんの元へ運ぶリングリレーや、新郎さんが会場をまわってお花を集めるダーズンローズセレモニーを取り入れることができます♡
宴内人前式のメリットみっつめは、費用がおさえられること。
挙式をチャペルで行う場合、挙式会場使用料がかかります。その他、演奏者の人件費やチャペル装花など、細々とした費用も必要。
宴内人前式であればそれらの費用が丸ごとカットできるので、トータルで10~20万円ほどの節約になります。
ゲスト皆に見守られながら、自由でアットホームな挙式ができ、コストもおさえられる宴内人前式。
では逆に、デメリットはどんなことが挙げられるのでしょうか。
披露宴会場で挙式!『宴内人前式』のデメリットは2つ!
最大のデメリットは、年配のゲストや目上のゲストが戸惑う可能性が高いということ。親世代以上のゲストにとっては、神様のいない人前式でさえ目新しく映るもの。
チャペルではなく披露宴会場に案内され、そのまま会場内で挙式が始まると、びっくりしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
両家や親族はもちろん、目上の方へも事前に相談・説明し、理解を得ておく必要があります。
宴内人前式のデメリットふたつめは、披露宴の時間が短くなること。
通常の結婚式では、挙式に30分、待ち時間30分、披露宴2~3時間というスケジュールが定番。
宴内人前式の場合、披露宴会場を使用できる2~3時間の中に挙式の時間を詰め込む必要があるので、その分タイトなスケジュールになります。
会場使用時間や延長料金などをしっかり把握し、余裕をもった進行を組む必要があります。
宴内人前式の流れは?
宴内人前式の進行の流れは、基本的にはチャペルで行う人前式と変わりません。二人らしく自由にアレンジすることができます♡
①新郎入場
②新婦・新婦父入場
③ベールダウン
④誓いのキス
⑤指輪交換
⑥ベールアップ・誓いの言葉
⑦結婚証明書にサイン
⑧閉式の言葉
この後、退場せずに乾杯をして普通の披露宴を始めます。
ベールダウンは披露宴会場の扉の前で、誓いの言葉から結婚証明書のサインまでは高砂で行うことが多いよう。
扉から高砂までバージンロードを敷いて、結婚式らしく装飾することもできます。
新郎新婦とゲストの距離がとても近いので、指輪交換や誓いのキスの様子を間近で見ることができるのもゲストにとっては嬉しいポイント。
宴内人前式の招待状の文例は?
宴内人前式は、当日司会の方からゲストへ宴内人前式についての説明をしてもらうことが必須ですが、できれば招待する段階でお知らせしておくのがおすすめです。
拝啓
秋涼の候 皆さまにおかれましては
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっている大切な皆様と楽しいひとときを過ごしたく
ささやかな披露パーティーを催したいと思います。
なお 皆様に立会人となって見届けていただきたく
パーティー冒頭に人前式を行なわせていただきます
おいそがしいところ恐縮ではございますが
ご出席いただけましたら幸いです
敬具
自由な愛の誓い♡『宴内人前式』ありかも!
チャペルや神社ではなく、披露宴会場で挙式を行う『宴内人前式』についてご紹介しました。
対応できる結婚式場とそうでないところがあると思うので、やりたい場合はプランナーさんに要相談です。(出来なくても怒らないでください!)
宗教や慣習にとらわれない、まったく新しいスタイルの結婚式。これが自分たちらしい!と思うカップルは、宴内人前式という選択肢も面白そうです*
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