色で格が違う!?新郎の「紋付き袴」について知っておきたい豆知識*
2018.09.26公開
紋付き羽織袴とは?
新郎さんが着る和装の第一礼装・正装「紋付き羽織袴(もんつきはおりはかま)」。
白無垢や色打掛についてはある程度知識があるかもしれませんが…
新郎が着る「袴」についての知識は、由来や意味など、知らないことが多いかもしれません*
勉強してみましょう♡
紋付き羽織袴は3つからなります*
新郎の衣装は、「袴」や「紋付き袴」と呼ばれていますが
正装の正式名称は『紋付き羽織袴(もんつきはおりはかま)』です。
紋付き羽織袴という衣装は、大きく分けて3つの要素からなります。
①羽織(羽織っているもの)
②長着(中に着ている着物)
③袴(長着の下に着るもの)
基本的に、この3つを組み合わせてコーディネートします*
結婚式での紋付き羽織袴はこれを選ぶべき*
紋付き羽織袴は色々なものがあるのですが…
同じ紋付き羽織袴でも格が高いもの低いものがあるので、結婚式という正式な場では一番高い格のものを選んだ方がマナー的にも良いし、来てくれるゲストに敬意を表せます*
結婚式で選ぶべき紋付き羽織袴のポイントはこちら。
①羽織と長着が黒羽二重
黒羽二重とは、黒い糸を使って羽二重という織り方で織られたもの。なので、羽織と長着は藍や白ではなく、黒が一番格が高いとされています。
黒以外の色は「色紋付き」と呼ばれていて、黒以外はどれも同じ格です。
②羽織と長着が五つ紋のもの
五つ紋とは、背に一つ、両袖の後ろと両胸にそれぞれ一つずつ、合計五つの家紋のある着物のこと。
正式な黒紋付きは5つですが、色紋付きでは1~5つのものもあるそうです。色紋付きにした方は、五つ紋を選ぶのが良さそう*
③袴は茶色か黒地の縞地
袴は茶色か黒地の縞地(ストライプ)が正装です。
無地の袴は略式とされているので、無地ではなく縞地のものを選びましょう◎
彼に格好良く紋付き羽織袴を着こなしてもらおう♡
新郎さんの花婿衣装「紋付き羽織袴」についてご紹介しました*
最近では和婚でもカジュアルな雰囲気にしたいという新郎新婦も多く、紺色やグレーなど色紋付きを選ぶ方も多いですが、
格式を知らずに選んでしまったら、後で「一番格が高いものにすればよかった…」と後悔することになるかもしれません。
彼にも紋付き羽織袴について共有して、お勉強してから選ぶとさらに思い出深いものになるはずです♩
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