ゲストに愛を誓う挙式*【人前式】の進行の流れと演出をおさらい♡
2018.10.23公開
神前式でもキリスト教式でもない【人前式】とは
日本の挙式スタイルは、
☑︎牧師さんが進行を務め、チャペルで愛を誓うキリスト教式
☑︎神社で、神職と巫女の進行のもと、神様の前で婚姻を結ぶ神前式
☑︎ゲストから結婚の承認を得る人前式
の3つに大きく分けられます。
割合として多いのはキリスト教式ですが、特に近年は、人前式を選択するカップルの割合が増加し、20%ほどが人前式を選んでいると言われています。
この記事では、人前式の内容や進行、おすすめ演出についてご紹介します♡
人前式って、どんな結婚式?
人前式は、結婚の誓いを神さまに対して行う代わりに、ゲスト全員に結婚の証人となってもらうスタイルの結婚式です。
宗教や格式を気にする必要がないので、式をする場所や進行、演出、衣裳など、すべて自分たちで自由に決めることができるのが魅力♡
例えばガーデンで白無垢を着てもOKだし、場所によってはチャペルに白無垢でも大丈夫です。
神主さまや牧師さまも登場しないため、その分の人件費もかからず、多くの式場では他の挙式スタイルより費用も抑え目です。
人前式を選ぶカップルは、アットホームで自分たちらしい結婚式にしたいという方が多いよう。
披露宴と同じく、入場から退場まで全て自分たちで内容をアレンジすることができるので、オリジナリティのある挙式を執り行えます。
ただし、年配ゲストはそういう人前式に出席したことのない方が多いので、どのような趣旨のものかを理解してもらうためにも招待状で一言告知しておくのがベターです。
人前式の基本的な進行・流れは?
すべて自由に演出を決めることができる人前式。とはいえ、奇抜な演出を取り入れなくてはならないわけではありません。
基本的にはキリスト教式の進行にならうことが多いようです。
【人前式の流れ】
①新郎新婦入場
②司会より人前式の説明
③結婚の宣誓、ゲストによる承認
④指輪交換
⑤結婚成立の宣言
⑥新郎新婦退場
キリスト教式と大きく違うのは、〔結婚の宣誓〕と〔ゲストによる承認〕の部分。
牧師さん主導により誓いの言葉が読み上げられるキリスト教式と違い、人前式では、自分の言葉で自分たちの誓いの言葉を読み上げます。
オーソドックスな誓いの言葉から、あいうえお作文や、手紙形式など、十人十色。
事前にゲストを数人指名しておいて、ゲストから誓いの言葉を述べてもらうというカップルもいます。
誓いの言葉を読み上げたら、ゲストに二人の結婚を認めてもらいます。
ゲストは承認の証として、拍手をおくったり、受付で配られたリボンワンズや鈴を鳴らします。
承認の方法も自分たちらしい演出を考えることができるのが素敵ですよね♡
人前式ならではのオリジナリティのある演出をご紹介します♡
人前式ならではの演出①サンドセレモニー
サンドセレモニーは、新郎新婦がそれぞれ色の違う砂をひとつの瓶に注ぎ入れる演出。海外発の演出で、日本の《水合わせの儀》の砂バージョンです。
サンドセレモニーで使う容器は、事前にゲストにも受付で砂を入れておいてもらうと、ゲストと一緒に作り上げる結婚証明書にもなります。
人前式ならではの演出②リングリレー
リングリレーは、一本のリボンに通した指輪を、参列しているゲストが後ろから順に手渡していき、最終的に新郎新婦まで届けるというリレー方式のセレモニー♡
ゲスト全員が指輪に触れることで、二人の愛の承認になった実感が湧く演出です。
人前式ならではの演出③植樹
新郎新婦が植木鉢の中の木・苗に水を注ぐ植樹の演出。家族や子孫繫栄の象徴であるオリーブの木が選ばれることが多いようです。
「新しい家庭を2人で一緒に築き、そして大事に育てていきます」という意味がこもった演出♡
受付においておいて、ゲストに鉢に土を入れてもらい、ゲスト参加型の演出にアレンジすることもできます。
人前式ならではの演出④指切り
誓いの言葉のほかに、二人がゲストの前で指切りをして、愛を誓うという演出も。あたたかな結婚の誓いに、ゲストもほっこり。
ふたりらしい愛の誓いの演出を考えてみてはいかがでしょうか*
人前式ならではの演出⑤ダーズンローズセレモニー
〔ダーズンローズセレモニー〕は、新郎がゲストから一本ずつ受け取った12本のバラを新婦に贈るという儀式。
12本のバラには、それぞれ「愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠、感謝、誠実、幸福、信頼、希望」という意味が込められています*
跪いて新婦にバラを贈るシーンは、さながらプロポーズのよう♡ロマンチックな演出です。
自分らしい挙式にしたいなら、人前式がおすすめです*
宗教・歴史は関係なしに、自由に自分たち主導で進行・作り上げることができる挙式スタイル【人前式】をご紹介しました。
形式にとらわれず、アットホームな雰囲気の挙式にしたい新郎新婦さんにぴったりです。
これから挙式スタイルを決める方は、参考にしてください*
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