結婚指輪には2タイプある!鍛造製法と鋳造製法。自分のはどっち?
2018.10.22公開
指輪の製法は2種類あるって知ってた?
マリッジリングを選ぶ際のポイントは、
☑ブランド
☑デザイン
☑素材
など様々な項目がありますが、指輪の《製法》にも種類があるのをご存知でしょうか。
実は、指輪に大きく分けて2つの作り方があって、製法によってそれぞれ性質の違いがあるんです。
この記事では、それぞれの製法の種類とメリット・デメリットをご紹介します。
指輪の製法は鋳造製法と鍛造製法の2種類!
指輪の製法は、鋳造(ちゅうぞう)製法と鍛造(たんぞう)製法の大きく2種類に分けられます。
鋳造製法は、ワックスと呼ばれる樹脂を削って指輪の「原型」を作り、液体状に溶かしたプラチナなどを流し込み、冷やし固めて作る方法。
鍛造製法は、熱して柔らかくした金属の塊を曲げたり延ばしたりして、鍛えて作る方法です。
鋳造(ちゅうぞう)製法の特徴やメリット・デメリット
型に金属を流し込む鋳造(ちゅうぞう)製法は、型がそのまま指輪の形になるので、人の手では作ることが難しい繊細なデザインを表現することが可能です。
そのため、自由度が高く、オリジナリティのあるデザインの結婚指輪を作ることができます。
(型抜きのクッキーみたいな感じです!)
型を利用して大量生産が可能なため、多くのブライダルジュエリーではこの鋳造製法で指輪が制作されています。
日常で着けている分には全く問題はありませんが、鍛造製法に比べると少々柔らかく、耐久力が低いとされています。
鍛造(たんぞう)製法の特徴やメリット・デメリット
金属を叩いて鍛える鍛造製法では、金属が引き締まり、密度の高い耐久性のある指輪ができます。
表面硬度も高いことから、研磨したときにより輝きが増し、高級感のある仕上がりになります。
鋳造製法の指輪と比べてずっしりと重く、吸い付くようなしっとりとした感覚があると言われています。
(飴細工のような感じです!)
金属を切り出してデザインを形作るので、繊細なデザインの再現が難しくなっています。
また、多くの手間と職人の技術が必要なため、大量生産には向いていません。
ひとつずつを作るのも時間が掛かるため価格が高く、納期も長くなります。
鋳造製法と鍛造製法、どっちにする?
繊細で柔らかなデザインで、コストも控えめな鋳造製法のリングと、
耐久性が高く、職人の技が光る鍛造製法のリング。
どちらが、より二人のこれからの生活に合っていそうか、考えて結婚指輪選びをしてみてはいかがでしょうか。
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