ベールダウンや花嫁の手紙など。家族がいない場合、結婚式の定番演出はどうアレンジ・回避すればいい?
2019.07.18公開
家族が他界/離婚/不仲で出席しません。結婚式の演出はどうすればいい?
様々な事情があって、結婚式にお父さまやお母さまが出席されないという新郎新婦さん。
「家族が絡む演出はどうしよう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
挙式や披露宴は、新郎新婦の父親母親が登場する演出が多いですよね。
やらなくてもいい?それとも誰か別の人に頼む?
とてもナイーブな内容なので、結婚式を終えた友人にも相談しづらいことです。
そこでこの記事では、結婚式や披露宴で定番である、家族がかかわる王道の演出を、先輩花嫁さんがどのように行ったのかをご紹介します。
ご両親が亡くなっている場合や、離婚や不仲で家族が結婚式に参加しないという方は、参考にしてください。
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出①親族紹介
まずは、挙式の前に両家の親族が集まって行う親族紹介について。
親族紹介は、それぞれ新郎父・新婦父が順番に家族を紹介していく流れが一般的ですが、必ず両家の父親でなければならないというルールはありません。
叔父や兄、母はもちろん、新郎新婦さん自ら親族を紹介するパターンも。
また、相手の家族が故人であることや、離婚・絶縁していることをお互いの親族が事前に知っている場合、親族紹介の場でその紹介をすることは必須ではありません。
ただ、他界されている場合は、その家族のことを親しい親族だからこそ知ってもらうという意味を込めて、紹介することもあります。
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出②チャペル入場
挙式の入場シーン。お父様が結婚式に参加しない場合、ご兄弟や叔父さま、おじい様と一緒にバージンロードを歩む花嫁さんが多いよう。
エスコートしてもらう相手に、亡くなったお父様のお写真を持ってもらったという方もいらっしゃいました。
もちろん、男性でなく女性でも問題ありません。花嫁さんをこれまで見守ってくれた、大切な人にエスコートをお願いしましょう。
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出③ベールダウン
花嫁さんのベールをさげるベールダウンは、お母さまから花嫁さんへの最後のお支度の演出として知られています。
お母さまが亡くなられていたり、結婚式にいらっしゃらない花嫁さんは、ベールダウンは姉妹やおばあさま、親族の方にお願いしていました。
また、ベールダウンの演出を行わず、ベールを被った状態でチャペルに入場しても。家族だけのブライズルームでベールダウンが行われることもあるので、ベールを被って入場するのも全くおかしいことではありません。
神前式や仏前式、和装人前式の花嫁さんは、和婚の最後のお支度の演出である《紅差しの儀》を取り入れてはいかがでしょうか。
大切な人に口紅を塗ってもらい、花嫁姿を完成させる、感慨深い演出です。
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出④〇〇バイト
披露宴でのウェディングケーキの演出として定番の、ラストバイトやサンクスバイト、お手本バイト。披露宴で家族が一緒に参加できる、数少ない演出です。
そんな〇〇バイトの演出に、亡くなったお父さまやお母さまの代わりに、兄弟姉妹に参加してもらったという方も。
両家同じ続柄の家族に参加してもらうというルールはないので、自分の大切な人とウェディングケーキの演出を楽しみましょう*
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出⑤花嫁の手紙
結婚披露宴の終盤の感動的な演出、花嫁の手紙。お父さまお母さまに、自分の言葉で感謝を伝える演出ですが、家族が亡くなっている場合や、離婚している場合、どんな内容の手紙を書けばいいか、悩んでしまいますよね。
こちらの花嫁さんは,「お父さん、お母さん」から始まり、まずはお母さんへ思いを伝え、次に「この場を借りて天国の父へも手紙を読ませていただきます。天国のお父さん」と続けたそうです。
手紙朗読の時は母に父の写真を持って立ってもらったそうです。
本番前はハレの席でしんみりしてよくないかなぁと悩まれたそうですが、当日を迎え、心からやってよかったと思ったそう。
彼の家族が他界している場合、花嫁の手紙の内容はどうすればいいのでしょうか。
こちらの花嫁さんは、とても迷ったけれど、こういった時だからこそ伝えられると思い切り、「彼のお母さまと会ってみたかった、話をしたかった」という素直な気持ちを書いたそう。
彼も、彼のお父さんもとても感動してくれたそうです。
離婚や不仲で両親が出席していない場合は、あえて触れる必要はありません。その代わり、自分を育ててくれた大切な方への感謝の気持ちを精一杯伝えましょう。
家族が他界/離婚/不仲の場合の結婚式演出⑥謝辞
披露宴の締めくくりに、ゲストへの挨拶を述べる謝辞。主催が新郎新婦ではなく両家の場合、謝辞は新郎父が行いますが、新郎父がいない場合は新婦母や叔父、または新郎自身が行います。
両親がいても新郎が謝辞を述べることは多いので、特段ゲストが不思議に思うことはありません。
謝辞はあなたの役割だからね♡と前もって新郎さんに頼んでおきましょう。
王道演出を取りいれて、心あたたまる結婚式に。
家族が他界している場合や、出席しない場合の王道の結婚式演出をご紹介しました。格式ある伝統的な結婚式でも、「お父さま/ お母さまでなければならない」というルールはありません。
結婚式に出席している家族、そして天国にいる家族両方に「ありがとう」を伝える、素敵な結婚式にしてください。
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