お母さんがいない場合、どうしたらいい?【ベールダウン】を母親以外にやってもらった方の体験談
2018.11.20公開
結婚式で定番の演出【ベールダウン】
挙式で行われる定番の演出のひとつ、ベールダウン。バージンロードを歩む前に、花嫁さんのフェイスベール(ベールの顔にかかる部分)をおろす演出です。
結婚トレンド調査 (※)によると、ベールダウンは「挙式で実施する演出」第一位。61%と、半数以上の新郎新婦さんが取り入れているよう。
最近では、ベールダウンをしない挙式には参加したことない!という人だって少なくありません。
(2015年ゼクシィ調べ)
母親が結婚式に参加しません。ベールダウンはどうすればいい?
ベールダウンでベールをおろす役割は、花嫁さんのお母さまが担うのが一般的。
「母からの最後のお支度」といわれていたり、「お母さんのおなかの中に戻る」というような意味合いもありますよね。
でも…
中には、母親が他界していたり、離婚していたり、不仲で絶縁していたりで、結婚式の場にいないという花嫁さんも少なくないはず。
ベールダウン=母親が行う、というイメージが強いだけに、「自分の結婚式ではどうすればいいのか」「誰にベールダウンしてもらえばいいの??」と悩んでしまいますよね。
そもそもベールダウンの由来は?
そもそも、ベールの由来は、古来ローマ時代、魔よけとして顔を布で覆っていたことからはじまります。
その後、キリスト教式の挙式で、花嫁を悪魔から守る役割や、清浄の象徴、神様への忠誠をあらわすものとして広まりました。
ベールダウンは母親じゃなくてもいい!
一番花嫁の幸せを願っている人....という意味で、生まれた瞬間から見守ってくれていたお母さまにベールダウンをお願いすることが多いのですが…
花嫁さんの幸せを願い、花嫁さんが心から感謝している相手であれば、その役割は必ず母親である必要はありません。
性別や年齢、過ごした時間は関係なく、「これまで見守ってきてくれた感謝を伝えたい人」「結婚を心から喜び、感慨深く思ってくれる人」にベールダウンをお願いすればよいのです。
世間ではたまたま母親が指名されることが多いというだけで、そこに決まりやルールはありません。
そこでこの記事では、実際に母親以外にベールダウンを行ってもらった花嫁さんの体験談をご紹介します。
ベールダウンをやらない、という選択肢ももちろんありますが、ベールダウンに憧れている!という方もいるはず。
同じような悩みを持つ花嫁さんは、お母さまではなく、一体誰にベールダウンをお願いしたのでしょうか???
母親以外の、ベールダウンをお願いした人①姉
ベールダウンは大好きな姉にお願いしたという花嫁さん。
幼い頃に癌で母を亡くしてから、
実は挙式で着たウェディングドレスも、お姉さまが結婚式で着たドレス。
ベールダウンのあと、感極まって抱き合う、感動的なシーンです。
母親以外の、ベールダウンをお願いした人②祖母
挙式会場入場の前に、扉の後ろでおばあさまにベールダウンしてもらった花嫁さん。大好きなお祖母様と、ふたりだけの空間。
ベールダウンはゲストの前で行うという決まりはありません。扉の前や、ブライズルームで二人きりで行っても◎
母親以外の、ベールダウンをお願いした人③父
ブライズルームにて、お父様にベールダウンをお願いした花嫁さん。これまでの思い出があふれ、お父さまの目にも思わず涙が浮かびます。
ベールダウンののち、バージンロードを一緒に歩むのも素敵ですよね。
母親以外の、ベールダウンをお願いした人④恩師
こちらの花嫁さんは、恩師にベールダウンをお願いしたそう。3歳からお世話になってたバイオリンの先生で、高校時代荒れていた花嫁さんを見捨てず、支えて励ましてくださった恩人。結婚が決まった時も先生に真っ先に報告したそうです。
血が繋がっていなくても、大切な人。お世話になった先生からのベールダウン、とっても感動的です。
母親以外の、ベールダウンをお願いした人⑤親友
とても仲の良い親友がいる花嫁さんは、親友にベールダウンをしてもらっても。花嫁さんからのお願いに、びっくりしつつも、心から喜んで引き受けてくれるはずです。
この先の人生も、ずっと強い絆で結ばれる二人になりそう。
母親以外の、ベールダウンをお願いした人⑥叔母
こちらの花嫁さんは、お母さまも結婚式にいらっしゃったのですが、ベールダウンは第二のお母さまのような存在の叔母さんにサプライズでお願いしたそう。
この演出は新郎新婦さんとお母さましか知らなかったので、親族の皆さんもとても驚いたそうです。
娘がいない叔母さんは、「ベールダウンなんて経験できないと思っていた」ととても喜んでくれたそう。
サプライズでベールダウンをする役割に指名されたら、感極まって涙が止まらなくなりますね。
大切な人にベールダウンをお願いしよう。
死別や離婚、不仲など、いろいろ理由はあると思います。
「結婚式に母親が出席しない」という花嫁さんだって、「私は母親がいないからベールダウンができないんだ!!あのあこがれていた瞬間が自分にはやってこない!!」と悲しむ必要はありません。
自分が大切だと思う方に、依頼してみてください*
自分自身にとってはもちろん、家族やゲストの心を打つ、忘れられない演出になるはずです。
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