家族でも友人でも誰でもいいの?【人前式の立会人】の選び方・役割
2019.07.30公開
「人前式の立会人代表」ってどういう役割??
キリスト教式でも、神前式でもない、第三の挙式スタイル「人前式」。神様ではなく、結婚式に列席してくれたゲストに結婚を誓う、新しい形の結婚式です。
形式や宗教にとらわれない、自由で自分達らしい結婚式をしたいという新郎新婦さんに選ばれていて、今では日本の挙式の2割近くが人前式で行われています。
神様ではなくゲストに誓う人前式では、神主さんや牧師さんは登場しません。
その代わり、ゲスト(立会人)の代表として「立会人代表」なる役割を、親しい人にお願いするのが一般的です。
この記事では、人前式の立会人代表の役割について詳しくご紹介します。
人前式の立会人代表は何をするの?
立会人代表の役割は大きく分けて4つ。
すべてを行う場合もあれば、一部だけを新郎新婦からお願いされることも。
順番に見ていきましょう*
①新郎新婦の見守り・サポート
新郎新婦のそばに立ち、グローブやブーケを預かったり、リングピローを手渡したりする補佐的な役割です。介添えさんや海外のブライズメイドに近い役割ですね。
介添えさんがつかない人前式の場合、トレーンを直してあげたりすることも。
②誓いの言葉の問いかけ
人前式では、新郎新婦が自分の言葉で結婚を誓います。新郎新婦が誓いの言葉を読み上げることもありますが、立会人代表がふたりへの問いかけを行い、それに返事をする形で誓うことも。
誓いの言葉の内容は新郎新婦が考える場合と、立会人代表が考える場合があります。
誓いの言葉の問いかけは必要か、問いかける内容はどうするか、あらかじめ打ち合わせておく必要があります。
②結婚証明書のサイン
新郎新婦のあとに、結婚証明書にサインするのも大切な立会人代表の役割。ふたりの結婚の証明書にずっと名前が残るなんて、とても名誉なこと。
「ふたりの結婚をゲストが認めました」という証明のサインです。
③結婚成立宣言
結婚成立宣言は、最後に「二人の結婚がここに成立しました」ということを列席する全員に宣言すること。
サインした結婚証明書をみんなに見せて、宣言します。
宣言の言葉は、
「ここにお二人の結婚が成立いたしましたことを宣言いたします」
「ご参列の皆様の承認のもと、ここに〇〇と〇〇、両名の結婚が成立したことを宣言致します」
など。
④代表の挨拶
アットホームな結婚式の場合、最後に立会人代表がスピーチや挨拶をする場合も。長さに決まりはありませんが、披露宴の友人代表挨拶よりも短い、簡潔な内容がおすすめです。
☑自己紹介
☑新郎新婦とのエピソード
☑締め(お祝いの言葉)
立会人が新郎側、新婦側それぞれいる場合、長さや構成を予め合わせて決めておくと◎
立会人代表の例①兄弟姉妹
立会人代表をお願いする相手として一番多いのが、兄弟や姉妹。
挙式では、両親に参加してもらう演出はありますが(ベールダウンや、バージンロードのエスコートなど)兄弟姉妹には参加してもらう定番演出はありません。
一緒に育ってきた兄弟姉妹だからこそ、立会人代表という大役をお願いして、家族の思い出に残る結婚式に。
立会人代表の例②親友
中の良い親友に立会人代表をお願いすることも多いよう。一人ずつに決められない場合、二人や三人ずつ指名することもあるようです。
中には、サプライズで指名して、びっくりさせる新郎新婦さんも!サプライズの場合は、結婚証明書のサインだけというのが定番です。(問いかけやスピーチは準備が必要ですよね)
立会人代表の例③両親
両家の両親に立会人代表になってもらったという新郎新婦さんも。それぞれのお母さまから、誓いの言葉の問いかけをしてもらったそうです。
家族の絆を感じる、アットホームな結婚式になりますね。
立会人代表の例④恩師や上司
お世話になった恩師や上司に立会人代表をお願いしたという新郎新婦さん。部下や教え子から、立会人代表をお願いされて、誇らしく思わない方はいないはず。とても尊敬する恩師・上司がいる場合、お願いしてみてはいかがでしょうか。
人前式の立会人代表についてご紹介しました♩
人前式で大切な役割を担う、立会人代表。列席したゲストの代表という重要な役目だからこそ、どんなことをするのかしっかり事前に打ち合わせて、結婚式当日は最高の思い出にしたいですね。
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