お世話になっている方が喪中の場合。結婚報告のはがきは出しても失礼じゃない?【例文あり】
2019.12.29公開
結婚報告はがきと年賀状を兼用します*
結婚したら「結婚報告はがき」を出すのが、新婚さんの定番。
結婚式に来てくれた方にも、遠い親戚など結婚式にはご招待しなかったけどお付き合いがある方にも、「結婚しました。これからも宜しくお願いします。」と改めて結婚の報告や今までの感謝の気持ちを伝えることが出来ます*
最近では、結婚報告はがきと年賀状を兼ねてお送りしている花嫁さんも多く、
年賀状と兼ねれば何度もやり取りをする必要が無いし、年賀状なら今後も末永くやり取りをする第一歩になりますね♩
相手が「喪中」の場合はどうする?
結婚報告はがきと年賀状を兼用する場合、問題なのは、相手が近しい人を亡くしたばかりの「喪中」だった場合。
基本的に喪中というのは、親族を亡くした場合のことで、当人と個人の関係性によって、喪中の期間は変わりますが、
だいたい、子供や親(義理の親も含め)を亡くした場合は1年ほど喪に服す喪中と捉えるのが一般的。
よく勘違いされがちな情報としては、喪中というのは、「その期間はお祝い事をしてはいけない」という解釈だということ。
これは間違いで、喪中というのは、「私は親しい人を亡くして悲しみにくれているので、お祝い事に参加してもせっかくの場を白けさせてしまったり皆さんに気苦労をかけるので、遠慮しておきます」という理由でお祝い事を避けるというスタンスのことです。
なので、年末に差し出す喪中はがきで「今年は親しい人が亡くなりおめでたい気分ではないので、新年のおめでたい挨拶のやりとりには不参加とさせていただきます」と言う意味。
ということで、喪中はがきを受け取った方・もしくは親族や大切な人がこの1年間で亡くなっている方には、結婚報告を兼ねた年賀状は原則的には出さないでおきましょう。
相手が喪中の場合は「寒中見舞い」で代用します。
「でも、お世話になっているんだから、(相手が喪中でも)結婚のご報告はしたい!!」という方。
そんな場合は、年賀状を兼ねての新結婚報告はがきを送るのは避け、「寒中見舞い」で簡単に結婚報告を済ませるのが、礼儀的にはおすすめです。
寒中見舞いは相手の健康を気遣って送るご挨拶の文章なので、“そのついでに”結婚報告をするのはOK。
送る時期はお正月飾りの門松を下げる1月8日から、立春の前日である2月3日までに送るのがベターです。
喪中の方に送る結婚報告にウェディングフォトを入れるのはマナー違反?
結婚報告はがきは、前撮りの写真や入籍記念の写真・ドレスを着た結婚式当日のウェディングフォトなど、写真を使って自分たちの姿を見てもらいたいと思うもの。
実際、親戚などはその写真を見て、喜んでくれる場合も多いと思うのですが、もしマナーやモラルなどをしっかりと守りたいのであれば、
相手が喪中の場合は、ハッピーで幸せいっぱいの「ウェディング感」を前面に押し出したはがきの内容にするのは、控えた方が良いかもしれません。
季節のイラストが描かれているシンプルなものを選んだり、和装前撮りやドレス姿の写真ではなく、普段着で自宅のソファで撮ったカジュアルな写真で、顔を見せてあげるなどがおすすめです。
【寒中見舞いの文例】
寒中見舞い兼結婚報告はがきに書くべき内容は、このような流れで作るのがお勧めです。
喪中の方に送るので、「おめでとうございます」などの言葉遣いは避けるのがマナー。
①季節のご挨拶
②結婚のご報告
③締めのご挨拶
④日付
⑤住所・名前
《季節のご挨拶例文》
☑寒さ厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。季節柄くれぐれもご自愛ください。
☑松の内の賑わいも過ぎ、寒さが一段と身にしむ毎日でございます。お元気でお過ごしでしょうか。
☑本格的な寒波の到来で、厳しい寒さが続く毎日ですね。皆さまにおかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
《結婚のご挨拶の文例》
☑私事ですが、昨年〇月に結婚いたしました。二人で協力し暖かい家庭を築いていきたいと思います。
☑私たちは昨年結婚し、新しい生活を始めております。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
☑昨年の私たちの結婚式では大変お世話になり、ありがとうございました。
《締めのご挨拶例文》
☑寒い日が続きますので風邪など召されませぬようご自愛ください。
☑本年も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
☑もうすぐ春の足音も聞こえてきましょう。お体を大切にお過ごしください。
相手が喪中の場合は寒中見舞いを出そう!
結婚式に来てくださった方やお世話になった方へ、結婚報告の年賀状を出す場合。
マナーを守って相手を絶対に不快にさせたくない場合は
☑︎喪中の人へは、新年を祝う挨拶である年賀状の時期を外して、お正月後の「寒中見舞い」を出す
☑︎結婚の報告はついで程度の短い文にし、その他は季節の挨拶をする
☑︎おめでたい写真などを全面に使わない
というのが気遣いです。
ただ、「ふたりの幸せな様子がみたい!」「晴れ姿の写真がみたい!」という方もいると思うので、
どうぞそういう方のところには実際に足を運んで、お茶でも飲みながら結婚式のアルバムのページを一緒にめくったり、DVDを見たりなどコミュニケーションをとるのがいいと思います♡
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