実は区別付いてない人多し!【ラメ・グリッター・スパンコール】の違いは?
2020.04.13公開
グリッター、ラメ、スパンコール。区別はついてる?
女性なら日常生活でよく目にする、
☑グリッター
☑ラメ
☑スパンコール
という単語。何を指しているのか全く見当もつかない!という方はいないですよね。
でも、少し踏み込んで、これら3つの言葉の意味や違いって、しっかり理解していて説明できますか?
3つとも、「なんとなくキラキラしているもの」というイメージはあるものの…
言葉の定義についてはよく知らない、なんとなく感覚で使い分けている…という方が多いはず。
グリッター、ラメ、スパンコールという名前がそれぞれついた商品やデザインは世の中にたくさんありますよね。
グリッターパンプス、ラメグラデーションネイル、スパンコールビーズ…
では、グリッターパンプスは「ラメパンプス」ではダメなのか?
ラメグラデーションネイルは「グリッターネイル」では意味が変わってくる?
など、考えていけばいくほどよく分からなくなってしまいます。
この記事では、グリッター、ラメ、スパンコールの違いを語源からご紹介します。
グリッターとはどんなもの?ラメとの違いや特徴は?
まずはグリッターから解説していきます。グリッターというのは、もともと「Glitter」という英単語。
名詞だけではなく動詞でもあり、「きらめき・輝きを放つ」「キラキラと輝く」という意味をもちます。
そしてさらに具体的な定義があるかというと…
なんと、ありません。
グリッターは、私たちがなんとなく思う「キラキラしてる」という「イメージそのもの」なんです。
粒子の大きさや輝きなどを具体的に定義されているわけではなかったんですね…。
つまり、キラキラしているものは何でもグリッターと呼んでしまって正解です。
ラメグラデーションはグリッターグラデーションでもいいですし、ラメコスメはグリッターコスメでもいいんです…。ネイルで使われるホログラムもグリッターと言えます。
なんだか拍子抜けですが、続いて「ラメ」についてご説明します!
ラメとはどんなもの?グリッターとの違いや特徴は?
ラメは英語ではなく、フランス語の「lamé」からきています。
もともとは、織物用の金糸・銀糸のことを指す言葉。金糸・銀糸が光を反射して光ることから、ラメ=キラキラというイメージが生まれました。
キラキラした糸が織り込まれている服が「ラメ入り」の昔ながらの正しい使い方。
細かな金属粉(ラメ粉)を表面に塗装してキラキラ光るようにしたものは「ラメ塗料」と呼ばれています。
そして、ラメに関しても、特に粒子の大きさや形などに定義はありません。
キラキラした糸のことだったけど、現代ではキラキラした加工が施されているもの全部をラメと呼ぶようになった!というだけ。
…つまり、グリッターとほとんど同じ意味なんです!
ラメとグリッターの違いは、単語の語源が英語かフランス語かという違いだったのですね。
これまた拍子抜けです。
ちなみに、英語で「lame」は「レイム」という読み方をします。意味は、「超ダサい」。
英語圏の人に「lame nails」なんて使ったら、超ダサいネイルデザインを想像されちゃうかもなので要注意ですね。
スパンコールとはどんなもの?グリッターやラメとの違いや特徴は?
最後に、スパンコールをご紹介します。
スパンコールは、光を反射させるために使用する服飾資材で、穴の空いた金属やプラスチックの小片のこと。グリッターやラメと違って、特定の物質を指す固有名詞ですね。
スパンコールという言葉は和製英語で、海外や服飾関係の人の間ではスパングル(spangle)、シークイン(sequin)、パイエット(paillette)と呼ばれます。
大きさや色合いは様々ですが、パーティーシーンのドレスアップには欠かせない素材ですね♡
グリッター、ラメ、スパンコールの違いはOK?
紛らわしいグリッター、ラメ、スパンコールについてそれぞれご紹介しました、グリッターとラメはそれぞれ具体的な定義はないので、「キラキラしたもの」というざっくりとしたイメージで使ってしまってOK。
スパンコールは具体的なアイテムを指すということが分かりました。もやもやが晴れてすっきりした気分♡
グリッター〇〇、ラメ〇〇、というアイテムを見かけたとき、思い出してみてください*
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