
知ると、もう今の指輪は出来なくなるかも。ティファニー×【紛争ダイヤモンド】のニュース見た?
2019.01.11公開
Tiffanyがダイヤモンドの原産地を公開スタート*
たくさんの国で愛されている世界的ジュエリーブランドのティファニー(Tiffany)。
婚約指輪・結婚指輪がティファニーのだよ!っていう花嫁さんも多いと思います*
そんなティファニーが、今年から
【ダイヤモンドの原産地に関する情報を公開する】
方針であることを発表しました*
簡単にいうと、
ティファニーの店内に並ぶダイヤモンドが使われた指輪すべてに、
そのダイヤモンドがどこの地域・どこの国で採掘されたのかが、肉眼では確認できないレーザーによる刻印と、鑑定書に表示されるようになったということ。
こういう情報は、他の大手ジュエラーでは一律で公開されてこなかったものなので、
新しい、社会的意義のある画期的な取り組みだと、いま世界的に話題になり、称賛されています。
でも、なぜそんなことが重要で、社会的意義がある活動なのでしょう??
ダイヤモンドが紛争の資金源になっている。
ダイヤモンドの個別情報を把握するというのは、グルメな人が牛やマグロなどの「個体識別番号」にこだわるのとは訳が違います。
みなさん知っていましたか?
ダイヤモンドは、ロシア やボツワナ・コンゴ民主共和国 ・オーストラリア ・南アフリカ共和国 ・カナダ ・アンゴラ ・ナミビア などを原産地で、採掘されていますが、
中には、「武装勢力がダイヤモンドを発展国に売って、そのお金を紛争に使うための武器や兵器の購入資源にしている」国やグループや地域があるんです。
ダイヤモンドによって得たお金が、内紛や国際戦争を起こす武装勢力の資金源となり、
国内外で人の殺し合い(もはや殺戮)が行われている現状があるのです。
また、お金に変えるために必要なダイヤモンドを採掘するため、鉱山では一般の労働者が劣悪な環境下で強制労働させられている…という現状もあります。
血に塗れた殺戮に、奴隷のような労働。そして搾取。
そこは、「基本的人権」とはほど遠い世界です。
そうした地域で採掘されたダイヤモンドは、通称「紛争ダイヤモンド」「血塗られたダイヤモンド」などと呼ばれています。
(レオナルドディカプリオ主演の映画『ブラッド・ダイヤモンド』でも有名です。)
考えてみてください*
もし、プロポーズでもらった婚約指輪のダイヤモンドのせいで、世界の裏側で人が死んだり、殺し合いをしたり、強制労働をさせられているとしたら....?
どんな気持ちがしますか・・・?
幸せの象徴で、愛の約束であるはずのダイヤモンドに、そんなストーリーは不要です。
