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海外で広まる新しいカルチャー。下着姿で写真を撮る『ブドゥワー』って知ってる?

2020.08.16公開
きゅん
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『ブドゥワー』とは。

boudoir/ブドゥワーという言葉を聞いたことはありますか?

ブドゥワーというのは、婦人の私室という意味の英語。

語源はフランス語で、bouder(不機嫌な)という意味の言葉が転じたものです。

お化粧をしたり、泣いたり笑ったり手紙を書いたり、完全にプライベートな空間を示す単語ですが、最近ではそれが転じて「プライベートな写真」を表すようになったよう。

下着姿で、お部屋で撮る写真を、「ブドゥワー」「ブドゥワーフォト」と呼ぶんです*

海外で始まった記念写真。

ブドゥワーフォトは、お洋服を着ずに、ランジェリーや水着のみを身に着けて、あとは透け感のあるガウンを纏ったのみ....の、ほぼ裸で撮るポートレートの事。

一見すると「えっ!なにこれ!セクシーすぎ!」「グラビアかアダルトみたいな感じ??」「エロなの??」という感想が生まれるのも普通の反応かな....という感じなのですが、

捉え方としては、ブドゥワーフォトにはエロとかアダルト要素(異性からどうおもわれるか)はなく、どちらかというと「自己表現」的な撮影です。

そもそも。

自分の裸って、自分で見るのも恥ずかしいし、人に見られるのはもっと恥ずかしいですよね。

でも、ちょっと考えてみてください。

自分の体というのは、唯一無二の、持って生まれたアイデンティティ。

ファッションやセンスや話し方など、通常その人のアイデンティティと呼ばれるような内容は、全て生きていく中で身に着けた後天的なもの。

でも、体というのはそうではなくて、ほとんど唯一の先天的な「自分そのもの」なのです。

だから、自分自身の体ありのままに自身を持って、それを受け入れて、じっくりとよく見て、愛して、写真に残そうというのがブドゥワーフォトの考え方。

なので、「私を見て!」という自己主張型の撮影ではなく、どちらかというと一種のセラピーのような感覚も持ち合わせている、

「自分を認めること」「セルフコンフィデンス(自信)」「自己肯定感」を高める・意識するような目的でも行われている撮影です。

どれくらい広まっているの?

インスタグラムのハッシュタグ「boudoir」には、400万を超える投稿があります。「ディズニーランド」のハッシュタグでも500万だということを考えると、ものすごい投稿数だと思いませんか?

(ただ、アメリカ在住の私の友人に聞いたところ、周りに撮影している人は一人もいないし、単語自体も知らなかったよう。確かに、ニューボーンフォトも、撮ってる人は一部ですね。)

ちなみに、youtubeで検索すると、ブドゥワーフォトを撮影したレポートのような動画が沢山見つかります。

<例:メイクから撮影の様子まで>

<例:良いポーズも教えてくれます>

値段は?撮影場所は?

ブドゥワーフォトの料金は、カメラマンさんやプランによって様々ですが、2万円くらいから撮れる簡易的なものから、ウェディングフォトのように50万円くらいするものまで、たくさんのフォトグラファーさんがプランをもっているみたい。

場所は、自宅やホテルで撮られることが多いようです。

ベッドやソファの上だけではなく、お部屋も可愛くコーディネートしてセットを作ったりすることもあるみたい。

バスタブをおしゃれにデコレーションするアイデアも人気みたいです。

日本でも増えていくと思いますか??

外国で生まれた、ブドゥワーフォト。

(もちろん、セルフィー大好き!自分を見てほしい!若い体を記録したい!という層も一定数いるはずですが)

「自分自身を愛するため」

「自分自身を愛でるため」

「自分を表現するため」

の新しい手段として、これから徐々に、海を超えて日本にまで進出してくるかもしれません。

あなたは「撮ってみたい!」って思いますか??

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