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今まで考えたことあった?ドレス試着の際に確認したい【このドレスは何回レンタルされているか】

2020.03.21更新!!
きゅん
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ドレスを作ってみて、わかったこと!

こんにちは、marry編集長の津崎春乃です*

私は、2017年からKIYOKO HATA×marryのドレスをKIYOKO HATAさんと一緒にデザイナーとして作らせてもらっています。

それまでは、ドレスに対して初心者だったので、どのドレスを見ても「わぁ!可愛いーーー!♡」と思っていたのですが、ドレス作りに関わり始めて5年。

徐々にではありますが、プロ目線というか、ドレスを見た時に「あぁ、これは価格を抑えて、安く売れるように作っているな」とか「これは高級素材を使っている...!」とか、「これは売り上げを意識して作ったものだな」とか「これはデザイナーさんのこだわりなんだろうな。」なんてことを思うようになりました。

(これがいいのか悪いのかはわからないのですが.....)

そんな風な思考回路になってから、ドレスショップのドレスや、花嫁さんの試着画像を見ていて、「これは、ドレス選び中のプレ花嫁さんに伝えたい視点がある!」と思ったことがあります。

それは、「ドレスの状態」について、チェックしてほしいということ。

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レンタルのドレス。果たして何回レンタルされているのか???

日本では、結婚式で着るドレスはオーダーメイドのセルドレス(販売)ではなく、レンタルドレスがメインですよね。

みなさんは、「ドレスのレンタルショップさんは、一体このドレスを何回貸しているんだろう....?」って考えたことがありますか??

当たり前ですが、普通のお洋服と一緒で、ドレスだって使えば使うほど、痛みます。くたびれてきます。

特に、繊細な作りのドレスは丁寧なケアが必要で、メンテナンスにもお金がかかります。

仕入れたその1着のドレスを、何回レンタルに回すかは、各ドレスショップによって社内ルールが異なります。

当たり前ですが、同じ1着を何度もレンタルしてもらうと、売り上げが仕入れ費用を上回るので利益率が高くなります。

企業の在り方が分かるポイントでもある。

クオリティの高いドレスを花嫁さんに提供したいという想いで運営しているドレスショップは、「1着のドレスに対して、○回しかレンタルさせない」というルールが厳しく設定されています。

例えば、

✅年間で3回のみと決めている

✅1回貸したら、半年休ませると決めている

✅3回貸したら処分する。そしてまた同じドレスを新しく仕入れる。

✅同じドレスは○回しか貸さない。花嫁さんにいろんなドレスを着てもらいたいから。ドレスが被って欲しくないから。

など。

せっかくお金をかけて仕入れた1着のドレスが売り上げられる・生み出せる利益を、自らの判断で少なく設定しているというのは、すっごく良心的....というか企業にとっては即物的なメリットが少ない、花嫁さんファーストの経営ですよね。

体力のある、大手のドレスショップさんは、こういう思想で運営されているところが多い印象です。

逆に、同じドレスを何年も・何回も繰り返し貸しているドレスショップさんもあります。

それはそれで、1着あたりのレンタル代が安く提供できたりする場合も多く、(相場より安くレンタルできるお店はだいたいこの理由です)

また、そのドレスで利益が出た分を他の仕入れに回せたりするなど、メリットデメリットは様々。

「無制限にレンタルさせるのが悪だ!」と言うつもりは全くなくて、私が伝えたいのは、花嫁さんには、ドレス選びをするときに「ドレスの状態」にも目を向けてみてほしいということ。

そして少し難しい話ですが、そこから、企業の思想・フィロソフィーを想像してみてほしいということです。

そして、それを踏まえた上で、運命のドレスに巡り合ってほしい♡ドレス作りに関わって数年ですが、私は今そう思っています。

<なので!>

この記事では、私が思う「だいたいだれでも見たら分かる、ドレスの状態を確認するために見るべきポイント」をリストアップしてみたいと思います。

モデルさんが着ているカタログ写真を見て、デザインが気に入って試着する場合。

果たしてそのドレスは、新品の時の状態を保てているのか??!を確認するために、以下の視点を持って試着に臨んでみてください。

①お花の立体化

たとえば、こういうドレス。

お花のドレスって可愛くて人気ですが、お花の状態はどうでしょう?

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シルクでもチュールでもなんでも、布の生地で作ったお花は、形を保つのがとっても大変。立体的な形を保つために、糊付けしてあったり、ヒート加工されていたり、様々な手法で作られています。

よく見るのは、ファーストレンタルから時間がたって、お花の部分が全部下を向いてしまったドレス。

重力に逆らえず、メンテナンスも十分でない俯き加減のお花を見ると、なんだかしゅんとしてしまいます。

②付いているアーティフィシャルフラワーの状態

こういう、造花(アーティフィシャルフラワー)が施されているドレスも多いですよね。

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付いているお花は、全部、向くべき方向を向いていますか??

折れたり、シワシワになっていたり、黄ばんでいたりしませんか??

「自分がレンタルするのにふさわしいか否か」気をつけて見たいところです。

③全体的に下がってないか

こういうドレス。

腰の部分からの、オーガンジーの立ち上がり...というか、ふわっと上に上がっている感じが可愛いですよね。

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でも何回も着ていると、しゅん、とスカートの角度が下向きになってきてしまいます。

新品の時は、お椀型のスカートだったのが、くたびれると、ふくらみがなくなって三角形になるイメージです。

形を理想的に保つために、ワイヤーが入っていたりするドレスもあります。そのワイヤーの形が曲がってしまったりするのも、良くない状態です。(ブラジャーみたいな感じです...!)

試着するときの視点を増やしたい。

試着の時は、カタログ写真と実際に着てみたドレスの姿を見比べて、似合うかどうかともう一つ。

このドレスの状態はどうなのか??を考えることが重要。

「あれ?なんか違うな...?」と思ったら、「自分がなぜ、このカタログ写真を見て可愛いと思ったか?」を因数分解して考える必要があります。

もしかすると、くたびれていたりして、クオリティが下がっている可能性があります。それを理解した上で、借りるか借りないか判断してほしいです。

(香りとかも意外と気になったりします。繰り返しレンタルされているものは、汗の匂いがしたりします...!)

ドレスショップさんには、ドレスのクオリティを維持する役割があって、作り手には、なるべくメンテナンスがしやすいようなドレスを提供したいなぁという想いもあります。

(ただしやっぱり、可愛いと思う繊細なドレスは、作るのもメンテナンスするのも難しいです。レースとかビーズとかカッティングとか。大量生産とクラフトマンシップの違いについても、やっとわかってきました。)

それぞれの想いはありますが、それを踏まえても踏まえなくても。

ドレス選びの時は、そのドレスの「今の状態」にもちょっと目を向けてみてほしいな、と私は思いました*

そして自分の軸をもって、しっかり選択を重ねていってほしいです。

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