お花屋さんで買ったシャクヤクの失敗談。咲かせるには「蕾を洗わないといけない」って知ってた?!

2021.05.02公開
きゅん
Photo contest 2

買った芍薬が、咲かないんです...。

五月はシャクヤクのシーズン♡

芍薬は、四月にも六月にもお花屋さんに並ばない、五月だけに現れる年間を通して貴重なお花♡

(もちろん、稀に入荷することはありますが....!)

一般的には五月のお花なので、五月はめいっぱい芍薬を楽しもう♡と思って、この前お花屋さんで芍薬のお花を見つけてすぐ、いっぱい買って帰ったんです!!

でも、それから何日もたっても。

一向に、花びらが開かなくて。

しばらくの間は、「見た感じ蕾も固そうだし、開くのに時間がかかるのかな???」なんて思っていたのですが、数日経ったら花びらも変色してきて.....。

お花屋さんで買ったシャクヤクの失敗談。咲かせるには「蕾を洗わないといけない」って知ってた?!にて紹介している画像

あれ、これはなんだかおかしい。と思って、別に機会にお花屋さんに聞いてみたら、なんと!!!

芍薬は、「蜜で花びらが固まって開かない可能性があるから、水を含んだティッシュなどで蕾の先を洗ってあげるといいですよ〜」とのこと....!

【お花を洗う】なんて概念、お花初心者の私には無かったので衝撃でした.....!!!

確かに、お花屋さんで並んでいる芍薬の蕾は先端の尖っている部分がテカテカピカピカしていて、「すごいなー、蜜いっぱいなんだなー!」とは思ったのですが、まさかその蜜のせいでお花が開かないことがあるなんて....!

お花を....?洗う....??

調べたところ、お花の洗い方には複数パターンあるみたい。

【1】

濡れたティッシュや布巾で優しく拭く(ガクの部分から蜜が出るのでそこを拭くそうです)

お手入れ方法を紹介してくれている動画を発見しました!

【2】

霧吹きでシュッシュと水を掛けて、ティッシュや脱脂綿で拭く

【3】

洗面器やバケツなどにお水を張って、その中で蕾を洗う

【4】

お水じゃなくて、ぬるま湯で洗ってみる。

<その他>

「湯揚げ」と呼ばれる方法をすると、お花がよく咲くこともあるようです。

「お花の茎の切り口をお湯(80度以上!)に浸ける」という、にわかには信じられない方法ですが、お花屋さんでは一般的なケアだそう。

80度のお湯に1分以上浸けたら、すぐに冷水に移して冷やします。

これをすると、水揚げが悪いお花もよく水を吸うようになるそうです。

また、芍薬には葉っぱがいっぱいついているので、その「葉っぱを落とす」というのも、しっかりお花を咲かせるために重要みたい。

葉っぱが多いと、水分が葉っぱに行ってしまって、蕾やお花にまで行き渡らないことがあるためです。

花びらが固まってしまっているつぼみを、「優しくもみほぐす」というのも有効のよう。

繊細なので、優しく優しく、力を入れずに撫でるようにやるのがコツのようです。

なぜ芍薬は蜜がいっぱい出るのか。

でも、そもそもどうして、芍薬にはそんなにいっぱい蜜が出てくるのか。

それは、害虫を防ぐためと言われています。

蜜を求めて寄ってきた蟻やてんとう虫が、他の害虫を駆除するから....ということらしいです。

蜜が付いていても、土に植わっているままの芍薬なら、土からの栄養で力強く花が咲くそうですが、切り花になってしまうと生命力が弱まり、品種や個体によっては咲かない可能性がある....ということだそうです。

次買う芍薬はしっかり咲かせたい!

芍薬って、シーズンも短いし、高めのお花なので、買ったのに咲かないなんてショックでした.....!

なぜ咲かないのか調べた結果が、「お花を拭かないといけない」という衝撃の内容だったのでご紹介しました。

知らない人、いっぱいいるはず...と思うのですが、いかがですか??知ってましたか.....???

私は知らなくて、無知で芍薬に悪いことをしたので、今回の失敗を活かして、次はしっかり満開にさせてあげたいと思います....!

そして、パッと満開になってバサッと花びらを落とす、芍薬の魅力である潔さを見届けたいです!

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