常識が変化してる!昔はタブーだったけど、今は逆に「おしゃれな結婚式だね」って思われるもの7つ
2020.07.02公開
みんなどれくらい気にする?結婚式の縁起やタブー
結婚式準備中の全ての新郎新婦さんが必ず一度は気にする、「縁起」。
入籍日から結婚式本番の日程、忌み言葉や引出物など…。
普段意識することのない「縁起」ですが、結婚式となると途端に気になってくるもの。
縁起やジンクス、タブーはどれくらい気にするべきなのでしょうか。
過去の新郎新婦さんはみんな、厳格に守ってきたものなのでしょうか。
昔はNGだったけど、今では定番になっているものも!
古くから、結婚式は家と家との結びつきを確かなものにする儀式。だからこそ、縁起やタブーが重要視されていた側面があります。
しかし今の結婚式は、「周囲の方々に感謝を伝える」「二人の門出を見守ってもらう」場としての役割が強いですよね。
人前式をはじめ、型にとらわれない自由なスタイルの結婚式が増えてきています。
それにつれ、昔は考えられなかったけれど今では受け入れられている事柄も多くなってきているんです。
この記事では、昔はNGと考えられていたけれど、今では多くの花嫁さんたちに選ばれたり、おしゃれだと憧れられたりしている、”元タブー”とも呼べる事柄をご紹介。
縁起やジンクスをどれくらい気にするかというのは人それぞれ。
「これはどう思う?」と彼や家族と話し合ってみてもいいかもしれません。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの①紫陽花
5~7月に見ごろを迎える紫陽花。
淡く優しい、色とりどりの紫陽花のお花が好きという方も多いのではないでしょうか。
紫陽花は、時期によって・また土の環境によって花の色が移り変わることから、「移り気」や「浮気」「無常」という花言葉を持ちます。
そのため、結婚式には縁起が悪いと考えられてきました。
しかし最近では、「家族団らん」という良い意味の花言葉を持つことも広く知られるように。
母の日に紫陽花を贈るケースも増えているようです。
ウェディングシーンでも、紫陽花のブーケや、紫陽花をモチーフにしたドレスが登場。
ジューンブライドの花嫁さんが、結婚式のメイン装花に紫陽花を指名することも珍しくありません。
「結婚式に紫陽花なんて縁起が悪い」と感じる人は、十数年前と比べて格段に減っているはず。
むしろ、これからの花嫁さんには、人気の花材として知られていきそうです。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの②ドライフラワー
少しくすんだシックな色味が魅力のドライフラワー。
ブーケや会場装花をはじめ、髪飾りとしてや、DIYの材料にもよく登場します。
しかし、風水から見たドライフラワーは「死んだ花」であり、縁起が悪いと言われています。
そのため、これまでは、ドライフラワーのブーケは用意しないようにしている式場やサロンもありました。
ところが今では、おしゃれな花嫁さんはこぞってドライフラワーのブーケを持ち、
フローリストさんはドライフラワーの装花を提案し、ヘアメイクさんはドライフラワーを飾ったブライダルヘアでトレンドを作っています。
「ドライフラワーって死んだ花でしょ?」と感じる方は、少数なのではないでしょうか。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの➂アーティフィシャルフラワー
ドライフラワーと同じく、アーティフィシャルフラワー(造花)も風水の観点からはあまり好ましくないものとされています。
風水的には、生きているお花が最上。一昔前までは、結婚式といえばすべてが生花でした。
しかし近年、アーティフィシャルフラワーの技術が劇的に向上。まるで本物かと見まがうような、クオリティの高いアーティフィシャルフラワーが登場し、結婚式でも使われるように。
また、造花のメリットはたくさん。
☑枯れないので結婚式後も手元に残せる
☑前撮りや後撮りでも使える
☑旬でないお花を使える
など。最初から「ブーケは生花ではなく造花で用意したい」と考える花嫁さんも。
「生花じゃなくて造花?」と親や祖父母世代から言われることがあったら、上記のメリットを伝えてみても良いかもしれません。
予算を抑えたアーティフィシャルフラワーの卓上装花のプランを用意している式場もあります。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの④ブラックドレス
結婚式の花嫁衣装といえば、純白のウェディングドレスや白無垢。
だからこそ、その真逆である「ブラックドレス」を着るという発想は、一昔前の結婚式では有り得ませんでした。
(アアヴリル・ラヴィーンが真っ黒のドレスで結婚式をしてバッシングされたのはもう15年ほど前。懐かしい....!)
海外では以前からブラックドレスを着る花嫁さんもいたのですが、日本では黒い衣装=喪服、というイメージが強く、抵抗感のある方が多いのも理由です。
でもここ数年、シックで落ち着いた色のカラードレスの人気が高まり、ブラックドレスを生産するブランドが増えてきました。
今の若い女性たちの間では、「人と被らなくてむしろおしゃれ」というイメージがありそうです。
日本のドレスサロンでも、当たり前にブラックドレスがラインナップにあるお店が増えてきそうな予感です♡
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの⑤セパレートドレス
前撮りドレスや、二次会ドレスとして人気のセパレートドレス。
トップスとスカートが分かれている、カジュアルなウェディングドレスです。
しかし、「離れる」「別れる」「割れる」という忌み言葉を連想させるとして、結婚式では相応しくない…と考える人も。
しかし特に根拠はなく、縁起=迷信だと考える方の割合も多くなっている現代。
自分らしく、おしゃれにセパレートドレスを着こなして、花嫁さんが幸せそうであれば、その花嫁姿にネガティブな感情を持つゲストはいないはずです。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの⑥オープントゥパンプス
つま先の出ているオープントゥのパンプス。つま先が露出していることから、「つま先」→「妻先」→「妻が先立つ」と死別を連想させるとして、これまでブライダルシューズではタブーとされてきました。
(もはや連想ゲーム?という感じですが…!)
しかし、海外で人気のブライダルシューズはオープントゥのものも多く、日本でも少しずつ浸透してきています。
逆に、オープントゥのシューズをこだわって選んでいる花嫁さんも。おしゃれな足元ショットを撮って、楽しんでいます。
他の人とは違う運命の一足だからこそ、愛着が湧くのかもしれないですね。
昔はタブーだったけど、今は逆におしゃれなもの⑦家族が主役の演出
親世代までは、結婚式は新郎新婦の両親が主催であることが大半でした。そのため、ホストである親族は、ゲストをおもてなしする側。
だからこそ披露宴では親族は末席で、ゲストに挨拶して回ります。
花嫁の手紙では「この場を借りて感謝を伝えることをお許しください」と断り文句を入れますよね。
「結婚式で主催者である両親がスポットライトを浴びるのはゲストに失礼」という認識があるためです。
でも、今では招待状の差出人を両家の父親ではなく新郎新婦さんにするカップルも多いですし、ゲストは「家族の心温まる様子を見たい」と思っているはず。
ラストバイトやサンクスムービーなど、家族にスポットをあてた演出も人気です。
家族もゲストも、みんなが同じように泣き笑い幸せな気持ちになれる結婚式が、今望まれている形かもしれませんね。
時代は令和。タブーがどんどん減ってくるかも
一昔前は縁起が悪い・タブーとされていたけれど、今では定番・むしろおしゃれに思われている事柄をご紹介しました。
これってタブーだったんだ!と逆にびっくりするものもあったかもしれません。
縁起や風水、言い伝えなどを信じる/信じないは人それぞれですが、これからはますます型にとらわれない、新しい感覚の結婚式がたくさん生まれていきそうだと感じました。
過去の伝統や習慣、その背景は理解した上で、自分たちはどう選択するのか、ふたりで考えていきたいですね。
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