大人の女性として知っておきたい。宝石の「貴石」と「半貴石」の違いをお勉強*
2020.10.19公開
知っておきたい宝石用語*
婚約指輪や結婚指輪について調べるときによく見聞きする、「貴石」と「半貴石」という言葉。
このふたつの宝石用語の意味や違いって、みなさんご存じですか?
「貴石=指輪にのっている宝石」のことを指しているのはなんとなくわかるけれど、
じゃあその具体的な種類や、半貴石とは何が違うのか?と聞かれたらちょっと分からないですよね...!
調べてみたので、ご紹介します。
一般的な定義は*
まず大前提として、貴石も半貴石も、本物の&天然の宝石のこと。
(半がつくからといって、半貴石が偽物の宝石というわけではありません。)
その中で貴石(きせき)というのは、多くの場合、「世界の四大宝石」のことを指していることがほとんどです。
世界の四大宝石とは、
✅ダイヤモンド
✅ルビー
✅サファイア
✅エメラルド
の4つ!
希少価値の高い代表的なこの4つの宝石が、貴石とされています。
そしてそれ以外の、アメジストやアクアマリンなどその他たくさんの宝石が、半貴石という考え方。
ただ!国や地域、宝石商によって考え方が違う
いま説明した貴石と半貴石の違いは世界的な、一般的な定義なのですが、
国や地域、宝石商、専門家によってその考え方・捉え方が違うのもまた事実。
なので、しっかりとした明確な区別がないというのが、現状だそうです。
じゃあ他には、どんな考え方があるのか気になりますよね。
四大宝石以外の、貴石・半貴石の定義で有名なのは、この2つ*
<①>宝石の硬さを基準とした分類方法
まずは、宝石の硬さ(モース硬度)が7.0以上の硬い宝石を貴石、それ以下の宝石を半貴石とする考え方。
宝石は、硬ければ硬いほど耐久性が強く、割れにくい良い宝石とされています。
(ちなみにダイヤモンドは、一番硬い、モース硬度が最大値の10。サファイアやルビーも、硬度9と高い数値です。)
この基準で考えた場合、貴石に当てはまる宝石は
✅ダイヤモンド
✅ルビー
✅サファイア
✅エメラルド
+
✅アレキサンドライト
✅トパーズ
✅ジルコン
✅アクアマリン
✅キャッツアイ
✅トルマリン
✅ガーネット
✅ペリドット
です!(一気に増えた気がします*)
<②>美しさを基準とした分類方法
次に、見た目の美しさを基準とした考え方もあります。
私たちからしたら宝石は全部綺麗でしょ!と思ってしまうものですが、専門家的な観点でいくと、やはりその美しさは違ってくるものらしく。
色や輝きがずば抜けて良いとされている、こちらの宝石を貴石とすることもあります*
✅ダイヤモンド
✅ルビー
✅サファイア
✅エメラルド
+
✅ヒスイ
✅オパール
✅アレキサンドライ
これは、特に東洋で多い考え方だそうです*
なんとなく、わかった気がする*
貴石と半貴石の違いをご紹介しましたが、そのふたつは明確に分類されているものではなく、大きく分けて3つほどの定義が存在していることが分かりました。
(いろんな見解があるんですね....!)
それから、貴石のほうが、半貴石よりも宝石業界では価値が高いと考えられていますが、
決して半貴石が劣っている宝石というわけではなく、宝石を分類するうえでのひとつの目安なんだな、とも思いました。
どの考え方を選ぶかは人それぞれですが、
私個人としては、専門家ではないので、貴石・半貴石の分類にかかわらず自分が美しいな!いいな!と思う宝石を選べたらいいな、と思いました♩
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