Pt900と950の違いは?おすすめは?【プラチナ】の結婚指輪を選ぶ際のポイントを解説
2020.10.31公開
プラチナの〔900/950〕って何?
婚約指輪や結婚指輪を購入しにショップに行くと、必ず目にする〔Pt900〕〔Pt950〕という表記。
「数字が大きい方が高価だし、良いものなのかな」というなんとなくのイメージで捉えている方もいるかもしれません。
この記事では、ブライダルリングを選ぶ際に知っておきたい、プラチナの種類や特性、メリットデメリットについてご紹介します。
大切な結婚指輪選び、しっかり知識をつけて臨みましょう♡
そもそもプラチナって、どんな金属?
Ptはプラチナ(白金)のこと。金と同じく希少価値の高い貴金属です。地球上に存在するプラチナの量は、金より少ないそう!
☑変形しづらい
☑変色しづらい
☑錆びない
☑溶けない
☑アレルギーになりづらい
という特性を持っているので、ジュエリーの素材として用いられます。
Ptの後ろの数字はプラチナの純度!
Ptの後ろの〔900/950〕は、プラチナの純度を表します。
〔Pt900〕は、90%がプラチナであるということ。
〔Pt950〕は、95%がプラチナであるということです。
残りの10%、5%は「割り金」と呼ばれる他の金属。パラジウムやルテニウムが使われます。
不純物を混ぜて節約しているわけではなく、プラチナは軟らかいため、割り金を混ぜることで強度を出す必要があるのです。
また、プラチナは少し黒みがかっているのですが、割り金を混ぜることで黒みを取り除くことができます。
ちなみに、プラチナの純度は現代の技術では99.95%まで高めることができ、〔Pt1000〕と表記されます。
〔Pt1000〕は割り金がない分強度が弱く黒みがかっているため、ジュエリーに使われることはほとんどないそう。
コインやインゴットなど、保管用資産として使われます。
〔Pt900〕と〔Pt950〕はどっちがいい?
プラチナリングを選ぶ際は、〔Pt900〕と〔Pt950〕の特性の違いやメリットデメリットを知る必要があります。
自分がブライダルリングに求めるものと照らし合わせて、どちらがよいか選びましょう。
〔Pt900〕のプラチナリングの特徴とメリデメ
純度90%の〔Pt900〕のプラチナリングは、〔Pt950〕よりも強度があるため変形や傷の心配が少ないとい特徴があります。
加工もしやすいことから、日本のジュエリーブランドのリングは〔Pt900〕がほとんど。
サイズ直しや修理をブランド以外の工房に持ち込みたい場合も、対応してもらいやすいというメリットもあります。
プラチナの純度が低い分、〔Pt950〕のリングと比べて価格が抑えられるという点もメリットですね。
〔Pt950〕のプラチナリングの特徴とメリデメ
〔Pt950〕のプラチナリングは、プラチナの純度が高いため、よりアレルギーになりにくいというメリットがあります。
また、『プラチナギルドインターナショナル』というプラチナの国際的な広報機関では、プラチナジュエリーの基準純度を95%と定めています。
海外ブランドのプラチナリングは〔Pt950〕が多いのはそのため。
プラチナの純度が高いため、資産価値もその分高いといえます。
ただ、〔Pt900〕が品質的に問題があったり、劣っているというわけではありません。
(ちなみに日本のジュエリー協会では850以上をプラチナジュエリーと認定しています。)
〔Pt900〕〔Pt950〕のおすすめポイントまとめ
◆◆〔Pt900〕のおすすめポイント◆◆
☑傷がつきにくく丈夫
☑サイズ直しや修理がしやすい
☑価格が抑えられる
☑取り扱いブランドが多い
◆◆〔Pt950〕のおすすめポイント◆◆
☑アレルギーになりにくい
☑国際的にプラチナジュエリーと認められている
☑資産価値が高い
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