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ヘアメイクリハで気をつけたい。他人にはわからない自分の中のイメージ【髪型編】

2021.01.12公開
きゅん
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髪の毛のイメージ、伝わりにくい問題。

美容師さんやヘアメイクさんに、髪の毛のセットをお願いするとき。

納得のいく髪型を作ってもらうためには、美容師さんと自分とで、「こうしたい!」というイメージをしっかり擦り合わせて共有することがとにかく大事。

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@justmarried0906

でもイメージの共有って、正直すごく難しくって。

同じ写真を見ても、違う人間で違う感性をもっている以上、感じ方・捉え方・解釈は様々。

(そりゃそうですよね...!映画や芸術なども、受け手の価値観や人生経験、嗜好によって感想や目の付け所が違うのは当たり前です。)

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@justmarried0906

それはヘアセットという小さな括りでも同じことが言えて、

自分は「このトップのふわふわ感が可愛い!」「綺麗めなシニヨンにしたい!」と思ってそう伝えたとしても、100パーセントそのまま再現してもらえることはあんまりないのが現実。

自分の髪質や美容師さんの経験、技術、得手不得手にも左右されるし、

ふわふわにする、綺麗めにする、という加減も解釈の幅が広いので、思ってたのと違った.....!なんてことが起こりやすいです。

しかも髪の毛をやってもらってる間はネイルみたいにこっちからは確認できないので、逐一手直しもしてもらえないし、完成したらもう「やっぱりここもっとこんな風にしてください」なんて普通は言えない空気ですよね。

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@justmarried0906

そこで最初の「イメージの共有」が重要になってくるのですが、

細かいポイントに分けてより具体的に言葉にして伝えるようにすると、きっと理想に近い髪型を作ってもらえると思います。

詳しく言語化したいポイント①ルーズさの具合

「ふわっとルーズな感じで」

「ちょっと崩してもらって」

「ラフにゆるっとまとめてもらって」

っていうのは、ヘアセットにおいてよく使う言葉。

でもこれだけじゃ、なんとなく崩し気味のルーズな髪の毛にしたいのは分かるけど、じゃあ実際にどれくらい?ってなると、なかなかハッキリしないもの。

そこでしっかり伝えたいのが、ルーズさの具合。

理想の写真を見せながら

「髪の毛のベースは、頭に波がふたつできるくらいの大きめの波ウェーブで」

「トップの引っ張り具合は、指先で少しつまむくらい。小さくてゆるやかな山ができるイメージ」

「髪の毛を結ぶ高さは、首の後ろの下めの位置で」

「毛先と後れ毛は、外巻きと内巻きを混ぜて跳ねさせたい」

「耳は半分くらいサイドの髪の毛で隠すようにしたい」

などと説明できると美容師さん的にも助かりそうです。

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@jewel_flower_antique

詳しく言語化したいポイント②つるんとしてる具合

最近流行ってる、表面がつるんとした綺麗めなヘア。

大人っぽくておしゃれだけれど、一歩まちがえると昔っぽく古めかしくなってしまったり、凹凸がない分髪の毛で輪郭や顔の余白をごまかせなくて全然似合わなかったり、なんて面もある髪型です。

オーダーするときに意識したいのは、そんな、つるんとしてるのの具合。

「ワックスなどで、髪の毛一本一本まで筋が通ってるようにツヤっと見せたい」

「頭の形に添って、髪の毛がぺたっと貼りついてるくらいきつく結んでもらいたい」

「綺麗めがいいけど、ツヤツヤすぎる濡れ感は出したくない」

「髪の毛は基本ストレートだけど、スプレーで固まってる感ではなく、あくまで自然な毛並み感を大事にしたい」

「かちっとしすぎて、和っぽい感じや夜会巻きみたいにはしたくない」

こんな風に、好きなスタイルと一緒に嫌いなスタイルも伝えられると、解釈・捉え方の幅が狭まるので、より理想に近くなりそうです。

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@nn.wd2020

詳しく言語化したいポイント③おだんごの具合

おだんごの具合も、最重要ポイントのひとつ。

私は以前、美容師さんにくしゅっとした丸い形のシニヨンをイメージとして見せたら、なぜかバラのような見事なシニヨンを作られて、衝撃を受けたことがあります。

画像を軽く見せただけだったので、今振り返ると美容師さんもぱっと見のなんとなくのイメージで作ったんだろうなと思いますが...。(自分の説明不足も反省しました...!)

なので、シニヨンにおけるお団子の指示はとっても大事。

①高さはこれくらいで

②形はこんなイメージで(例:貝殻みたいな、お花みたいな、ギブソンタック風の、丸い感じで)

③サイズ感は大きめで、小さめで

④横の幅は広めで、狭めで

⑤完成後は、引っ張って少し崩してゆるふわっぽく、タイトに引き締めて

などなど。この5点を意識して伝えられると良さそうです。

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詳しく言語化したいポイント④後れ毛の巻き方の具合

顔まわりの後れ毛を出す場合は、その巻き方も、イメージをしっかり伝えたい部分。

「内カールと外カールを交互でやってもらって、波巻きにしたい」

「毛先は、ぜんぶ外巻きで跳ねてるっぽい感じで揃えたい」

「がっつり縦巻きにはしたくない」

「顔周りは波ウェーブで、耳と襟足は毛先だけワンカールにしたい」

「ワックスで毛束感を出したい」

など、細かい要望をピックアップしましょう。

それから、後れ毛の巻きは毛束が細い分取れやすいことも多いです。

普段から巻きが取れやすい人や、雨が降っていたり、長時間いる場では、最初から強めに巻いてもらうようお願いするのも◎。

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詳しく言語化したいポイント⑤前髪の具合

最後は、前髪の具合。

「右に軽く流してください」

だけじゃ、ただコテを前髪に通してハイおわり。

前髪にこだわりたい!という人は、

「ワックスで細い毛束に分けてもらって、シースルーっぽくしたい」

「斜めに流すよりも、毛先だけサクッと巻いてもらいたい」

「両端の髪の毛だけ、軽く外側に向けて巻いてもらいたい」

など詳しくオーダーできると、最後に納得のいく前髪アレンジをつくってもらえそうです。

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抽象的なオーダーは、ノー!

ヘアセットをお願いするときに、美容師さん・ヘアメイクさんに詳しく伝えたいポイントをご紹介しました。

いままで美容院などで髪の毛をやってもらって、

「完成形、ちょっと思ってたのと違うなぁ」

「でもまぁやり直しもできないし、仕方ないか」

と思ったことのある人も多いかも。

それは、もしかしたら自分の説明不足と、よりハッキリとしたイメージの共有ができていなかったのが理由かもしれません。

これからは、「ルーズで」「綺麗めで」「ゆるふわで」などの抽象的な言葉にプラスして、

より具体的な言葉を使って、受け取り手の解釈が狭まるようなオーダーができると、きっと理想の髪型を作ってもらえるはずです♩

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@misamisa24

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