”持たない”が正解かも。和装前撮りの後悔ポイントで一番多いのは「和風ブーケ」
2021.07.07公開
和装ブーケは要らなかったかも…?
和装前撮り・和婚をした花嫁さんの後悔で多いものは「和装ブーケ」に関すること。
色打掛や白無垢にボールブーケやドライフラワーのブーケを合わせるのが定番ですが、実際に和装ブーケを用意した花嫁さんの意見を聞くと実は。
ブーケについて、不満に思っていることもあるみたい。
例えばどんなことを不満に思っているのでしょうか.....??
和装ブーケの後悔談1
白無垢にパンパスグラスやドライフラワーを入れた和風ブーケを合わせたのですが、主人に「なにそれ、お祓いでもするの??」と言われました。
言われてみれば確かに巫女さんにも見えて、自分でも笑えてきました😂
おしゃれだと思っていたけど、撮ってもらった写真はお祓いにしか見えませんw
和装ブーケの後悔談2
11月に和装前撮りをしました。
インスタグラムでピンクのつまみ細工に持ち手がパールのボールブーケに一目惚れして、ハンドメイド作家さんに作ってもらいました!
写真で見る分には可愛いと思ったのですが、実物は結構子どもっぽくって。
神社で前撮りしたのですが、七五三シーズンで、隣の女の子も同じような手毬を持っていました…
和装ブーケの後悔談3
桜の枝も入っている大ぶりのブーケをフローリストさんに用意してもらいました🌸
すごく可愛くまとめてもらって気に入っているのですが、出来上がった写真を見たら色打掛がブーケでほとんど隠れてしまっているのが残念でした。
色打掛は母が結婚式で着ていたものに似ている絵柄を選んだのに、柄はブーケでほとんど見えなくなってしまい、全身でブーケ無しで写っているのはフォトスタジオで撮った数枚だけでした。
ブーケ自体は素敵なのですが、色打掛が見えなくなってしまうくらい大きいデザインにしなくてもよかったなと思います。
和装ブーケの後悔談4
フォトプランのオプションで2万円でオーダーブーケを作ってもらえたので注文しました。
注文した後に指示書を作っていると、私が好きな写真は「打掛の柄が分かる写真」「足元ショット」「手を繋いだ写真」などブーケが無いものだと分かったので、オーダーしなくてもよかったなと思いました。
2万円払うなら和装ブーケを追加するよりも、ロケーションを追加した方が色んなバリエーションの写真が残せるのでよかったかなと思います!
和装ブーケの後悔談5
和装に合わせて水引きのブーケにしたら、母に「お正月飾りみたいだね~」と言われました。
最初は気に入っていたのですが、そう言われると確かにお正月飾りにしか見えなくて途中から持つのをやめました。
結果的にブーケが無い方が白無垢がちゃんと見えてよかったです🙆
【調べてみた】着物にブーケって合うの?
先輩花嫁さんの体験談を聞くと和装ブーケの後悔が多かったのですが…
そもそも、着物にブーケは合うのか??というのは昔から疑問だったので(ブーケはヨーロッパのものだと思っていたので)調べてみました。
ブーケ・花束はヨーロッパが起源の文化であり、日本の歴史には存在しないもの。戦後に欧米文化が入ってきた際にキリスト教式の結婚式などと一緒に日本に入ってきました。
そのため、着物にブーケを合わせるというのは昔からあるものではなく、ここ数十年の”流行り”であることが分かります。
ウェディングドレスにブーケを合わせるように「和装にも和風ブーケを」と流れで思ってしまいますが、歴史の観点からすると和装にはブーケを合わせるものではないんだ…!と勉強になりました。
何を持つのが正解なの?
ブーケを持たないとなると、手ぶらが正解なのかな…と思いますが「末広(扇子)」を手に持つというのも正式なもの。
末広は相手と自分の間に結界をつくり「相手に礼を尽くす」という意味があります。
天皇即位の儀では女性は白いドレスに末広を持っていましたよね。このように、日本ではフォーマルな祝いの席では末広を手に持つのが伝統的です。
末広は右手で根元を持ち、左手は下から添えるように持つのが正式な持ち方。広げるのはマナー違反なので気を付けましょう。
和装にブーケは必須ではない!
インスタグラムで「#和装ブーケ」と調べると1.9万件もハッシュタグがあるので「用意するべきもの」と思っている方が多いかもしれませんが、そもそもは和装にブーケは必要ありません。
和装ブーケのデザインについては、先輩花嫁さんが後悔しているポイントでもあるので、思い切って【無し】という選択にするのもありかな…??と思いました。
(ブーケが無い方が和装がよく見えるのも◎)
今から和婚・和装前撮りをしようかなと思っている花嫁さんは「和装ブーケは無くてもいい」ということも頭に入れておいてください。
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