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毎日コンタクトor眼鏡なら。結婚・出産前に全力でおすすめしたい目が良くなる手術【ICL】の体験談

2022.07.04公開
きゅん
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ICLって知ってる?

目が悪いなら、一度くらいは聞いたことがあると思うのですが…【ICL】って知っていますか?

「眼内コンタクトレンズ」のことで、目を良くする手術です。

”目を良くする手術”と言うとレーシックの方がなんとなく有名な気がしますが、ICLも昔からある手術方法。(手術の許可が降りたのはICLよりもレーシックの方が先でしたが、実はICLの開発自体はレーシックよりも前から行われています。)

私(28歳・女性)は小学校の頃から目が悪くて、もう15年以上眼鏡・コンタクト生活でした。

コンタクトの度数は-10で、視力は0.03。メガネなしでは、視力検査の一番上のサインも見えません。

レーシックやICLのことは昔から知っていたけど、なんとなく踏み切れなくて二の足を踏んでいましたが…約1年前に心を決めてICL手術を受けました。

もう、ICL手術をして約1年が経ちます。

後悔は全くなく、目が悪い人全員に全力でおすすめしたいくらい満足しています。

体験談をご紹介するので、ICLを考えている人はもちろんのこと、目が悪い全ての人に参考にしてもらえると嬉しいです。

レーシックとの違いについて

ICLは【目の中にレンズを埋め込む】手術です。

レーシックは角膜にレーザーをあて、角膜のカーブ変える手術。角膜の屈折力を調整することにより視力が回復します。

レーシックは角膜を削るため自分の目を傷つけることになりますが、ICLは目の中にレンズを入れるので、自分の目を傷つけることなく視力を調整できるのが最大の特徴。

レーシックの手術は角膜を約28mm切る必要がありますが、ICLはレンズを入れるときに3mmしか切らないので、角膜の知覚神経には傷がつかず、目の負担が少ない手術です。

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レーシックは角膜のカーブを変えてしまうので元に戻すことはできませんが、ICLは「レンズを取りたい」と思ったときには元に戻せるというのも安心。将来的に目の病気になってもレンズを取り外せるので、治療の選択肢が狭まらないとされています。

また、レーシックは手術後に視力が以前の状態に戻る「近視の戻り」が発生することもあるのですが、ICLは近視の戻りが少なく、術後何年経っても治療直後と同じ見え方が維持されます。

また、レーシック手術ができない人でも、ICLの手術ならできるということもあります。

私も10年位前に「レーシックの手術をしたいな…」と思って眼科で聞いてみたのですが、近視が強くレーシックはできないと言われていました。

なので一生コンタクトなのか…と諦めていたのですが、ICLの存在を知り聞いてみると私の目でも手術ができると言われたので、希望が湧きました。

<値段については?>

レーシックとICLの料金を比較すると、ICLの方が高額です。(どちらも保険適用外の手術です。)

✅レーシックの相場:15~30万円

✅ICLの相場:40~70万円

金額だけではなく、自分の目にはどちらの方が合っているのか、お医者さんと相談しながら決めましょう。

➡ICLで有名な品川近視クリニックは約42万円。東京・梅田・名古屋・札幌・福岡にあります。

ICLのデメリットは?

一見良いことだらけのICLですが、”人間の身体にレンズを入れる”という歴とした手術なので、僅かですがもちろんデメリット・リスクもあります。

レーシックと比較すると、

✅値段が高い(倍以上)

✅レンズが到着するまでに時間がかかる

ということがデメリット。

✅感染症(非常に低い確率らしいのですが、手術なので万が一のこともありえます。)

✅術後にハロー・グレアが見えることもある

(ハロー・グレアとは、電球などの光を見たときに光の輪が重なっているように見えたり、光が伸びたりする現象です。見えたとしても1ヶ月くらいで気にならなくなることが多いそうです)

など、少なからずリスクもあるので事前にお医者さんから説明を受けましょう。

実際の流れは?

「ICL手術をしたい!」と思ってから、手術後までの流れを体験談を交えてご紹介します。

<病院選びについて>

ICLの手術を行うとなると、事前検査や事後検査など合わせて1年間で10回前後通うことになるので、家・職場から行きやすいということはもちろんのこと、【ICLの指導医がいる】というのも病院選びのポイントにしました。

日本でICLを行えるお医者さんは約190人。その中で手術ができる「ICL認定医」が170人。ICLの指導もできる「ICL指導医」という先生の先生のようなポジションの方が22人います。

170人の認定医の方でも実績が豊富な先生はたくさんいると思いますが、私は小さい頃から目が悪かったり、レーシックができなかったり、弱視だったりして目に関する不安が多かったので、少しでも上手な先生に…と思い【ICL指導医】の先生がいる病院を選びました。

先生の先生に手術してもらえるというだけで、なんとなく気持ちの面でも安心です。

➡品川近視クリニックは指導医の先生がいます。東京・梅田・名古屋・札幌・福岡にあります。

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<初診3日前から>

ソフトコンタクトレンズの使用を中止します。

<1回目の通院:初診&適応検査>

初診ではICL手術ができるかどうか適応検査をしてもらいました。(色んな目の検査をして、だいたい3時間くらいかかりました。)

ICL手術ができるかどうかは当日すぐに分かりました。

<2回目の通院:レンズの度数決定>

2回目の通院(初診の翌日)ではレンズの度数を決めるためにもう一度検査をしました。(1時間くらい)

私の度数のレンズは海外から取り寄せのため、届くまでに約2週間かかりました。

<手術3日前から前日>

手術3日前から、感染症予防のための目薬を1日4回さしました。

<3回目の通院:手術当日>

3回目の通院で(初診から2週間後)手術をしました。手術当日はコンタクトができないため、眼鏡で行きます。

手術前に数分感覚で点眼麻酔を複数回さしました。点眼麻酔は沁みて少し痛かったです…!

麻酔が効いていることを確認してもらったら、いよいよ手術。手術台に寝かされ、目を閉じないように機械で抑えられ手術開始。

手術中は普通に意識はあるのですが、強い光を当てられるので視界はほぼ真っ白で、ぼんやりと機械や天井が見えるくらい。「ピンセットが近づいてきて怖かった…」ということは無かったです。

手術中は目を押されるような感じがあったり、光がチカチカしたり、目が乾かないように水が流れてきたりして、すごく違和感はありますが痛くはありませんでした。

片目ずつ手術をして、あっという間に終わりました。(手術室に入ってから出るまでで、20分前後でした。)

手術終了後はぼんやりピントが合わない感じで、時間が経つにつれ少しずつ見えるようになってきます。

手術後はシャワー・入浴、メイク、パソコンや読書、飲酒、運転、スポーツなどは控えて安静に過ごすようにと言われ、目に異物が入らないように花粉症眼鏡のような保護眼鏡を貰って帰りました。

トータル2時間くらいです。

<4回目の通院:手術翌日>

手術後から寝るまでは何となくずっと目が霞む感じでしたが、翌日起きると視界がクリアになり、普通に目が見えるようになりました。

もう15年以上朝起きた瞬間にコンタクト・眼鏡をつけるという生活だったので、起きた瞬間に目が見えるということに感動しました。

翌日も病院に行き問題が無いか見てもらい、視力を計ったところ0.03から【1.5】まで見えるようになっていました…!

私はもともと軽度の弱視でもあったので、コンタクトをしても0.7くらいしか見えなかったのですが、手術後は1.5も見えるようになって本当に世界が変わりました。(今までコンタクトをしても見えなかった遠くの看板の文字まで見えるようになって、情報量が多くてくらくらするくらいでした。)

翌日は診察と検査だけなので、1時間もかからず終わりました。

<5回目~の通院>

ICLの手術後は特に問題が無い場合は、

手術翌日・翌々日・1週間後・1ヶ月後・3か月後・6ヶ月後・1年後に通院します。

ICLの手術をすると「ハロー」「グレア」と呼ばれる現象が起きることがあります。光を見ると光と重なって輪っかが見えたり、光が全体的にぼんやり見えたりする現象です。(光の焦点が分散され、乱反射によって起こります。)

私もこのハロー・グレア現象がありましたが、2~3週間でほとんど気にならなくなりました。

ハロー・グレアはすごく日常生活に支障があるものではなく、ただただ気になってしまう…というだけのものですが、夜に車の運転はしにくいので注意が必要です。

(ハロー・グレアは術後1ヶ月くらいで完全に無くなりました。)

ICL手術をしてよかったこと

ICL手術をして1年経ちますが「本当にやってよかった、何ならもっと早くやりたかった」と日々思っています。

まず朝起きて目が見えることに感動するし、私の場合は元々コンタクトをしても0.7くらいしか見えなかったものが1.5見えるようになったのも大きかったです。

日にすると数分かもしれませんが、コンタクトをつけ外しする時間や眼鏡を探す時間も短縮できます。(1日3分でも、1年間で18時間の時短。あと50年生きるなら37日間の時短です…!)

手術料金は数十万円と高額ですが、元々コンタクトと保存液に年間1~2万円、眼鏡も数年に1度は買い替えていたので、あと30年くらい生きるなら結果的にICLの料金の方が安くなりそう。

旅行に行くときにコンタクトケースを忘れてしまったり、突然お泊りすることになったりするとケースを買わなければなりませんが(コンビニで何度コンタクトケースを買ったことか…)、手術後はコンタクトや眼鏡を気にすることなく身軽に旅行に行けます。

また、災害などの緊急事態で眼鏡やコンタクトが無く、不安な思いをすることもなくなります。

私が「ICLの手術をしよう!」と決めたきっかけも、緊急事態のときに目が見えなくて悲しい思いをしたからです。

ある日実家に泊まっていたときのこと、眼鏡を忘れてしまいました。寝る直前だったのでコンタクトを外して、母と「クッキー(飼っている犬)が元気無いよね…そろそろかな…」と話していました。

母が寝ているクッキーに近付くと異変に気付き「あれ、クッキー死んじゃったかも…」と言いました。

私はすぐに駆け寄りたかったのですが、コンタクトをしていないと本当に何も見えないので、死んでしまったかもしれないクッキーと混乱している母をリビングに置いて、コンタクトを入れに洗面所に走りました。

心臓がバクバクして手が震える中、なんとかコンタクトをつけてリビングに戻りました。

もし目が見えたら、クッキーの最期にいち早く気付けたかもしれない。死んじゃったかもしれないと言われた瞬間にその場を離れなくてよかったはず。そう思うと本当に後悔をして、二度とこんなことが無いようにとICLの手術を決めました。

コンタクトや眼鏡が無い中で地震や火事など災害が起こったら。1dayのコンタクトをしていて、外出先で災害が起こって何日も家に帰れなくなったら?家で地震が起きて、眼鏡やコンタクトを持ち出す暇もなく脱出したら?視力検査の一番上も見えないくらい目が悪い私は何も分からず、ただ立ち尽くしてしまうと思います。

もし子どもができて、夜中に突然発作が起こったら。私が眼鏡を探したり、コンタクトをつけたりする時間が命取りになってしまったら…そう考えるとぞっとします。

数十万の高いお買物ですが、これから先の人生を考えても、子供が生まれる前に手術をできてよかったなと思っています。

目が悪いなら、ICLの手術は本当におすすめです。

もし目が悪くて、常に眼鏡やコンタクトをしているなら。

ICLの手術は本当におすすめで、私は心の底からやってよかったと思っています。

眼内コンタクトレンズは角膜を傷つけることなく、近視の戻りも少なく、将来的に病気など万が一のことがあってもレンズを取ることができる手術です。

40~70万円くらいと即決できる金額ではありませんが、これから先50年くらいコンタクトや眼鏡を買ったりすることを考えると、意外とトントンになるくらいの金額ではあります。

(どうせやるなら、早い方がお得です。)

目が見えることによって生活が豊かになることはもちろんのこと、災害が起きたり、今後子どもが生まれたときの不安も取り除くことができるので、手術を考えてみてはいかがでしょうか。

➡ICLの検査は無料なので、まずは相談&検査に行ってみてください*品川近視クリニックは東京・梅田・名古屋・札幌・福岡にあります。

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