最も正統派の格上げ手土産といえばこれ。予約しないと買えない幻とも言われる【空也の最中】

2021.02.13公開
きゅん
Photo contest 2

社長秘書御用達と雑誌でいつも見る。

【彼のお家へご挨拶に行くときに。絶対に間違いない手土産をmarryがご紹介します*】

キチンと系手土産の王道といえば、やっぱり空也のもなか。

村上開新堂のクッキー缶なんかも、それはもちろん有名で最高ですが、紹介制で買えない商品と比較すると、空也の最中は頑張れば買えるので現実的。

「予約なしでは買えない」と誰もが知っているので、手土産で持ってきてくれると受け取った瞬間に「わざわざ今日のために準備してくれたんだな」と思ってもらえるお品です。

だから、秘書さんたちの間では贈答品の定番。「ここぞというときは!」の最中です。

「私のために、わざわざ予約して銀座まで赴いて買ってきてくれたのね」というのが伝わります。

どこでいくらでどうやって買えるの?

空也のもなかは、銀座の並木通りにあります。

(並木通りとみゆき通りが交わる交差点の側です。)

明治時代から続く老舗の和菓子屋さんで、駅や空港、デパ地下に出店しないことで有名。

1日7000〜8000の最中を焼くそうですが、それが毎日全て完売し、予約をしないと買うことが困難....というので「幻の最中」と呼ばれています。

お店には、いつも「もなか売り切れました」の張り紙が。

銀座といえばの光景です。

歴史がある最中で、銀座という土地柄、梨園とも関係が深くて。

空也の最中は、最中の表面が焦がしてあるのが特徴なのですが、それは9代目市川團十郎(現海老蔵さんのひいひいお爺さま)が空也の最中が好きで、楽屋にいつものように届けに行った際に「最中の皮は炙った方が美味しいから食べてみて」とその場で火鉢で炙って、勧めてきたのがきっかけだそう。

また、夏目漱石も空也の最中を愛したそうで、吾輩は猫であるの中に登場することでも有名。

(吾輩は猫であるでは、空也で年に2回だけ販売される「空也餅」も登場します。)

170年続くお店なので、歴史上の著名な人物と同じ物を食べられる....というのにも感動します。

ちなみに、空也のお店ができた理由は、江戸城に出入りする畳屋だった初代が大政奉還のタイミングで職を失った後、親しくしていた日本橋の榮太樓總本鋪の主人から和菓子屋になることを勧められたからだそう。

初代が、関東空也衆という踊り念仏の組合にいたことからお店の名前は「空也」。そして最中の形は、踊るときに弾く楽器の瓢箪型になりました。

こんなに有名で歴史があって人気ですが、お値段はひとつ100円ほど。今でも、無添加で作られています。

10個以上買うと化粧箱に入れてもらえます。

30個以上買うと、木箱に入れてもらうことが可能。

きちんと整列している姿が美しくて、凛とした佇まい。

「木箱は高級感があって素敵だけど、あの方は木箱の匂いがお嫌いだから化粧箱に入れてもらうの」なんてストーリーもそれぞれのお客さんにあったりして、贈る人と贈られる人の大切な関係性を象徴するようなお菓子として扱われているような気がします。

店舗情報***

予約は、電話または店頭で。

電話番号はこちらです。

03-3571-3304

住所はこちら。

東京都中央区銀座6-7-19

【営業時間】10:00~17:00(土曜日は16:00まで)

【定休日】日曜日、祝日

賞味期限は一週間。

添加物や保存料なしで作られている空也の最中は、賞味期限は一週間。

しかも、早く食べれば食べるほどおいしいのではなく、2日目がさらに美味しくて。

餡子と皮が馴染んで、食べごろになります。時間の経過によって変わる味を楽しむのも一興♡

だから、たくさん買う人が多いのでしょうね♡

お湯を注いで、お汁粉にしていただくのも美味しいみたい。

コーヒーにも日本茶にも、ホットミルクにも合うお茶受けです。

電話予約をしたら確実に受け取れますが、店舗に当日早めの時間にいくと、当日分が残っている場合もあるみたい。

ここぞというときのおもたせに&自分へのご褒美に、一度は食べておきたい日本の名物です♡

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