2本の指輪を組み合わせて離れないようにする。双子を意味する【ギメルリング】って知ってる?
2021.03.17公開
ギメルリングっていう指輪がある♡
「ギメルリング」って、聞いたことありますか?
ギメルリングというのは、こういうリングのこと。二本のリングが絡み合ったデザインの指輪です。
由来と歴史*
英語で書くと、「Gimmel Ring」という表記。
Gimmelというのは、ラテン語で「双子」を意味します。
14世紀ごろから出現したデザインで、「恋人同士の指輪を組み合わせてひとつの指輪を作って婚約指輪として仕立て直す」などが行われていたそう。
素敵なラブストーリーが込められたリングだと思いませんか?
繋がりを感じるギメルリング。
こんな風に引っ張っても、離れません。
個人間の繋がりだけでなく、◯◯家と◯◯家との交友の印に...や、国同士の交友の証として、それぞれから1本ずつ指輪をもらって作ったりもされていたとか。
(広げるとインフィニティ∞の記号になるのもすごい...)
その影響か、今取引されている14世紀〜15世紀ごろのアンティークのギメルリングは素晴らしいデザインのものが多かったりします。
手のデザインに注目したい*
古いギメルリングで多いのは、このように握手するデザインのもの。
個性的で、エキゾチックで素敵ですよね。魔法使いの世界みたい。
「よろしくお願いします」のメッセージ性をひしひしと感じるこのデザインですが、この手の所は単なるデザイン(飾り)ではなくて。
こんな風に、【留め具】として機能しているんです。
この動画をご覧ください!
こんな風に、3つの指輪の重なる部分を握手のデザインでカバーしているんです。(ホックのように!)
機能性もデザインも想像を超えていて、感激しました。
こんなギメルリングがある♩
インスタで見つけた、素敵なギメルリングをご紹介。
【1】
ダイヤモンドのパヴェリングと、ゴールドのシンプルリングを組み合わせたギメルリング。
【2】
なんと、2本じゃなくて3本を組み合わせたギメルリングもあります。三つ子リングですね。
【3】
エメラルドがそれぞれ一つずつ付いていて、グリーンのグラデーションが素敵な三つ子のギメルリング。
【4】
蛇の頭が結ばれたデザインのギメルリング。
【5】
最近の結婚指輪には、シンプルなデザインが選ばれているみたいです。
【6】
3本合わせてお花のデザインになったギメルリング。
【7】
着けるとばってんになるギメルリング。
【8】
もはや球体のようなギメルリング。
面白いデザイン♡
ギメルリングって、ユニークでパッションに溢れていて素敵です*
新しく作られたギメルリングを結婚指輪として選んだり作ってもらうことももちろん可能ですが、職人さんにお願いしたら、「今二人が着けているふたつの指輪を加工してギメルリングにしてもらう」なんてことも可能みたい!
(もしくは、お気に入りのふたつのリングを組み合わせたりなど。)
「こんなデザインの指輪もあるんだって〜〜!」と、旦那さんに教えてあげてください♩
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