着物のときって、ネックレスは外したほうがいい?曖昧な【和装のときのアクセサリー】問題
2022.03.18公開
和装のときのアクセサリー問題
お呼ばれ結婚式や、赤ちゃんが生まれてからのお宮参りや七五三など、人生で和装を着るタイミングって、大人になってからも何度かありますよね。
そのときに、「着物にアクセサリーってつけてもいいの?」と思ったことがある人も多いかも。
洋装なら、ネックレスやピアスをつけて、小物を可愛くポイント使いするのもファッションの楽しみのひとつだけど...
和装の場合って、アクセサリーをつけないイメージも強いし...でもそもそもさり気ないデザインならOKなのか、マナーとしてNGなのか?も、ちょっと曖昧。
普段から着物を嗜んでいる人からしたら当たり前のことかもしれないけど、たまにしか和装に触れることのない人からしたら、調べないと分からないもの。
いったい、どうなんでしょう???
ネックレスは、外したほうがいい*
まずネックレスは、和装のときは外したほうがいいです。結婚式やお祝いごとなどのフォーマルなシーンでは、絶対に。つけないのがマナーとされています。
スキンジュエリーの、一粒ダイヤとかのシンプルなデザインならいいのでは?とも思うのですが、
着物の襟の内側にネックレスが見えるのは、それがどんなにシンプルなものでも、違和感があって浮いていて、ごちゃついて見えてしまう可能性あり。
後ろから見たときにも、うなじの部分にチェーンが垣間見えているのは気になってしまいそう。
そもそも和装は、半襟や伊達襟のデザインだけで首元が十分華やかに見えるので、ネックレスはないほうがすっきり綺麗に着こなせます。
指輪は?
指輪は、当然ですが、婚約指輪・結婚指輪ならつけていて問題ありません。
ただ、ファッションリングを左右に何本もつけたり、ごつごつとした大きなパーツのリングなどをつけるのは、避けたほうが無難。
そもそも和装は、格式の高い正装。
指輪をつけるとしても、チープだったり派手すぎる感じのものではなく、その着物に合うエレガントで高級感のあるものを上品に合わせるのがおしゃれです。
ピアス・イヤリングは?
ピアス・イヤリングは、年配の、着物を嗜んでいる人の間では、つけないのがマナーとして考えられています。
元々は和装には髪飾りのかんざしをつけるのが習慣だったので、位置の近い耳の飾りは必要なかったんですよね。
とはいえ最近は、ヘアアレンジも色々あるので、「髪飾りはなしでピアスをつける」というコーディネートのパターンも増えていて。
揺れるもの・大振りのもの・キラキラすぎるものは着物に合わないので選ばないほうがいいですが、
小さな一粒パールのピアスや一粒ダイヤのピアスなら、さりげなく可愛くつけられそうです。
「和装は引き算」という言葉を思い出した*
和装のときのアクセサリーは、絶対につけちゃダメ。つけるのはルール違反。という正式な決まりはありません。
でも、つけないのがマナーとされているのは、つけないほうが美しく見えるからなんだな✨と思いました。
というのも、着物はそれだけで品格漂う素敵な衣装。
たくさんアクセサリーをつけて過度に魅せるのではなく、立ち居振る舞いや佇まいで、凛とした女性らしい姿を見せるのが和装の本質なんだと改めて気が付きました*
なのでアクセサリーは、最小限に。
私も今度、お呼ばれ結婚式で訪問着を着る機会があるので、
・ネックレスはつけない
・指輪は一本の指にだけ
・ピアスは、小粒パールかダイヤのデザインで
臨もうと思います♩
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