海外で見つけた、まだ日本ではやられていない演出。【リメンバランステーブル】について解説!
2025.06.02公開
リメンバランステーブルってなに?
リメンバランステーブル(Remembrance table)という演出を、海外の結婚式で見つけました。
Remembranceは、「記憶」という名詞。
Remembrance tableというのは、亡くなったご家族やご親族など、“今は天国にいる大切な人”を偲ぶスペースのことです。
披露宴会場の一角やウェルカムスペースに、小さなテーブルを置いて、写真やお花、キャンドルを飾って――
「今日は来てくれてありがとう」
「あなたのことを忘れていないよ」
そんなメッセージを、静かに伝える場所です。
どんな風に飾るの?
基本的には、ふたりの自由。
✅故人のお写真(若い頃のものでも◎)
✅好きだったお花や食べ物
✅思い出のアイテム(楽器・帽子・アクセサリーなど)
✅キャンドルやランタン
✅メッセージカードやボード
シンプルにする人もいれば、アルバム風にたくさん写真を並べる人も。
置くのはウェルカムスペースでもよいですし、挙式会場でも、披露宴の会場内でも、どこでも大丈夫。
「ちゃんと見ていてね」と願う気持ちが伝われば、どんな形でも正解です。
テーブルの上に置く、メッセージカードを用意する時はこんな文章を添えると良いみたい。
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メッセージ例(そのまま使える文例)
<英語ver.>
✅In loving memory of those who are forever in our hearts.
(心の中にずっといる大切な人に、愛を込めて)
✅We know you would be here today if heaven wasn't so far away.
(天国がこんなに遠くなかったら、今日ここにいてくれたはず)
✅Your presence is missed, but your spirit is felt.
(姿は見えなくても、あなたの存在はちゃんと感じています)
<日本語ver>.
✅「今日はあなたのことを思いながらこの日を迎えました」
✅「見守ってくれてありがとう。これからも、よろしくね」
✅「一緒に写真を撮れなかったのが寂しいけど、心はずっと一緒です」
✅「あなたに育ててもらったから、今の私がいます。感謝をこめて」
参列者にどう見せるか
リメンバランステーブルは、すごく目立たないように…でもちゃんと伝わるように。
そんな“ちょうどいい距離感”が理想のよう。
ゲストが自然と目にするような位置に、ナチュラルに置いておくと、「素敵だったね」「あたたかい気持ちになった」と声をかけてもらえることが多いみたい。
さいごに。
結婚式は、未来を誓う日であると同時に、これまで出会った人すべてに「ありがとう」を伝える日でもあります。
天国にいる大切な人にも、この感謝が届きますように。ふたりの新しい門出を、優しく見守ってくれますように。
リメンバランステーブルが、そんな願いを叶えてくれる一つの方法になりますように🕊️
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