白無垢姿からドレス姿まで♡平安時代から現在の日本の花嫁姿の歴史遷移まとめ*
2015.07.24公開
花嫁の晴れ着といえば純白ウェディングドレス♩
「婚礼衣装」と聞いたら、まずはじめに真っ白なウェディングドレスを思い浮かべる人が多いはず♡
純白ドレスに長いベールとロマンティックなブーケの花嫁姿は女の子の憧れですよね。
でも、ウェデングドレスの歴史は意外と浅い!
女の子の憧れウェディングドレスも、実は日本にやってきたのはつい最近であることって知っていましたか?
もちろん、白無垢や色打掛が日本の伝統婚礼衣装なのは知っているけど、一体いつからウェデングドレスが人気になったんだろう?
日本の婚礼衣装の歴史遷移をお勉強♡
結婚式を控えるプレ花嫁さん必見♡
女性の人生で一番の晴れ姿!日本の花嫁さんの『婚礼衣装』のトレンドの移り変わりを、時代別にお勉強しましょう♩
〔時代①〕平安朝~室町時代*白無垢*
平安朝以来、清浄無垢な純潔を表すとして白が好まれ、結婚式の衣装にも純白が選ばれていたようです。
この時代から白無垢が婚礼衣装となったそう♩
斬新で、日本古来の女性らしさをあらわすにはとてもぴったりな衣装*
〔時代②〕室町時代後期*色打掛*
室町時代の秋から春にかけての礼服は、色打掛。
振り袖に打掛を羽織ったスタイルです♡
色打掛は元々は白無垢よりも格下の装いでした。
江戸時代に入って豪商や富裕な町家の娘たちの間で着られるようになり、次第に一般にも婚礼の礼服として普及したそう。
〔時代③〕江戸後期~昭和初期*引き振袖*
『引き振袖』とは振り袖の裾が後ろに引きずるように長いタイプ。
江戸後期より以前は、武家の正式な婚礼衣装として使われていたそうですがこの頃一般に普及してきました。
現代ではお色直しの時に着用されるのが一般的です♩
引き振袖のお引きずりは、当時海外で流行し始めていたウェデングドレスのトレーンを連想させます。
〔時代④〕明治時代*遂にウェデングドレス伝来!磯部於平
時代は変わって、ついに明治時代。
1873年(明治6年)、長崎で磯部於平(いそべ おへい)という女性が、中国人男性との結婚式で日本人初のウエディングドレスを着用したといわれています!
その姿はとてもセンセーショナルで、瞬く間に話題になりました。
(残念ながら写真は残っていないようです…!)
その2年後には、薩摩藩士の森有礼(もりありのり)が日本で初めて、夫婦同権などの契約書を交わす西洋式の結婚式を行いました。
今の人前式の先駆けですね。
しかし、当時は日本にはウェディングドレスが全くなく、海外からの取り寄せとなるため限られた人しか着ることができなかったそうです。
〔時代⑤〕昭和後期~現代*ウェデングドレスは定番に♡
皇室の結婚式でもウェディングドレスが着用されるように。画像は1959年の平成天皇の結婚式。
この皇后のお姿を見てウェディングドレスに憧れた女性は多かったのではないでしょうか。
純白のウェデングドレスが一般的に広まったのは1960年〜80年代にかけて。
ちょうどお母さん世代ですね。
西洋文化への憧れ、さらに生活様式の洋風化と共に急速に普及し、今や日本でも結婚式の衣装の定番になっています♡
ウェディングドレスデザイナーの誕生♡
ウェディングドレスが普及し始めた年代と同じ1960年代から、数多くのウェディングドレスデザイナーが誕生し、日本のウェデングドレスシーンを盛り上げています。
遠藤波津子さんや桂由美さん、秦清子さんなど。
100年以上前から今まさに活躍中の方まで、日本のウェデングドレス界を支えるデザイナーさん、可愛いドレスを生み出してくれてありがとうございます♡
歴史を知って、賢く美しい花嫁に♡
白無垢姿からウェデングドレスまで。
日本の婚礼衣装のトレンド遷移をお勉強しました♡
ウェデングドレスを着るのでも白無垢や色打掛を着るのでも、その衣装に紐づいた歴史や由来をちゃんと知って身に纏いたい♡
女性の人生で一番の晴れ着*『婚礼衣装』について深く知って、賢く更に素敵な花嫁になりましょう♡
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