知っていると、より深い花嫁になれそう♡色打掛に施された『定番の模様の意味』まとめ*
2016.10.07公開
全国の花嫁さんから人気のブランド♡CUCURUが和装についてを教えます*
こんにちは。青山の花嫁着物専門店『CUCURU』のプロデューサーをしております安東です。今回から、marryで和装についての記事を書いていくことになりました。
花嫁のみなさまに、もっともっと花嫁着物を身近に感じていただけるように、これから花嫁着物のことを連載でお伝えしていきますので、ぜひお楽しみに♡
〔おめでたい〕花嫁着物選びは、模様選びが重要♡
花嫁着物に描かれた『文様(もんよう)』について、気にしたことはありますか?文様にはそれぞれ意味があるので、せっかくお気に入りの1着を選ぶなら、意味まで考えて選びたいものです*
花嫁着物に描かれている代表的な文様は、大きく言うと二つ。一つは、日本人が大事にしている、四季の移り変わりを表現している『四季文様』。
そしてもう一つは、おめでたいことを喜び、しらしめる文様、『吉祥文様』の二つです。
では、実際のCUCURUの色打掛を見ながら、それぞれの柄の意味を紹介していきたいと思います♩ぜひ、着物選びの参考にしてくださいね♡
文様その①花嫁着物の文様として絶大な人気を誇る『鶴文様♡(つるもんよう)』
ブルーの着物の上から、大きな鶴が刺繍されているのが見えますか?鶴の模様は、 『鶴文(つるもん)』と言います。
鶴は、立ち姿も飛ぶ姿も優美で気品に溢れていることから、日本で一番美しい鳥とされています*長寿を表す吉祥文様として、花嫁着物ではテッパンですよね♡
文様その②女性らしい華やかさと可愛らしさで女子心をわしづかみ『花筏文様♡(はないかだもんよう)』
『花筏文(はないかだもん)』川面に散った花が集まって流れる風情を筏に見立てて「花筏」と名付けられた優雅な模様は古典模様です。
古くから愛されてきた模様で、花嫁の振袖によく登場します。白地に桃色が愛らしいこのお着物は、CUCURUでとっても人気の高い一着ですので、ぜひチェックしにいらしてくださいね☆
文様その③様々な四季の花を取り入れモダンにも表現してくれる『花文様♡(はなもんよう)』
お花いっぱいの模様は『花文(はなもん)』と言います。まるで絵画の様なこの一着には、けしの花や天竺牡丹の花描かれ、花々を愛した想いが込められています。季節を問わずCUCURUで大人気のこのお着物は、なんとオリジナルカラーの新作も10月末に入荷予定ですので、ぜひお問い合わせ下さいね。
着物の柄である『文様』は、織りや染め、刺繍の技術はもちろん、数百種類の日本の色を配し、表現されているのも特徴なんです。だからこそ、正絹(しょうけん)と呼ばれる、絹で出来ているお着物を選ぶことが大事なんです!また正絹のお着物は、着た時のフォルムが美しいのも特徴なんですよ。
文様その④現代着物の柄としても大人気。その優美さで見る人を圧倒する『御所解文様♡(ごしょときもんよう)』
『御所解文(ごしょどきもん)』という、『源氏物語』等の王朝文学や能に頻出する事物をモチーフにした模様も人気です。山水の風景や花々、その間に御所車や扇、柴垣などのテーマが多く、現代でも人気の高い模様です♡
独特の世界観が素敵で、CUCURUではホテルやゲストハウスなんかでのお式をされる花嫁さんに大人気です。
文様その⑤実はとっても奥が深い意味を持ち、花嫁着物にも用いられることの多い『波文様♡(なみもんよう)』
名前の通り海の波の模様の 『波文(なみもん)』にはとても深い意味があります*
果てるこのない波は、永遠の彼方に広がり、また生まれる胎動を表していることから、「永遠と不滅」、そして「誕生や長寿」を意味します。知っていましたか?
文様その⑥⑦おめでたい品として今も用いられる『束熨斗文様♡(たばのしもんよう)』と『青海波文様♡(せいがいはもんよう)』
『束熨斗文(たばのしめもん)』『青海波文(せいがいはもん)』背中部分に大きく描かれた熨斗目(のしめ)は、結納にも使われるおめでたい品として、吉祥文様の一つとも言われます。また、お着物のふき部分に描かれているのが青海波文。半円を連ねたような文の由来は、舞楽の青海波の装束にに表された文様が起源。歌舞伎など連想させる文かもしれませんね。
➡CUCURUでは、素敵な意味を持つ打掛を沢山用意しています***