遠くの友人を呼ぶ場合。そこまで親しくない友人を二次会に呼ぶ場合。相手が断りづらくない誘い方は?
2020.01.17公開
結婚式に参加してもらうことは迷惑じゃないかな....??
プレ花嫁さんなら、きっと一度は考えたことがある問題。
【どこまで結婚式・二次会に招待していいか】問題について。
花嫁さんにとって結婚式は、新しい人生の門出であり節目。人生の中でとても輝かしい日で、最愛の人と結ばれた最高に幸せな瞬間と言える時間です。
それに対して、ゲストにとって結婚式に参加するということは、親しい人のおめでたい日を一緒に祝福できる素敵な時間。
ただし、おのおの人にはそれぞれのスケジュールや予定があって、その時期仕事が忙しいとか、妊娠・出産のタイミングだとか、他の人の結婚式と被ったなどで、招待された結婚式全てに参加できない場合ももちろんあります。
結婚式に参加してもらうこと自体が負担じゃないかという考え方。
それに加えて、花嫁さんが心配してしまう原因は、結婚式に参加してもらうのはゲストにとって負担が大きいから
"来ていただきたい気持ちはあるけど、この方を招待して本当に良いのだろうか。"
"本当は参加したくないけど、気を遣って来てくださるんじゃないだろうか。"
"招待すること自体が負担になるんじゃないか"
という心配が生まれてしまうのも無理ありません。
そもそも、ゲストが結婚式に参加するのにかかるコストは?
では、結婚式に参加するには一体どれくらいのコストがかかるのでしょうか。
女性ゲストの場合を考えてみます。
☑まず時間(半日~1日)
☑ご祝儀(3万円~)
☑衣装(1万円くらい)
☑ヘアセット(3000円~5000円)
☑交通費
☑会場まで遠い場合は宿泊費
☑二次会も招待する場合は二次会の会費
きっと、ざっとこんなかんじです。ご祝儀の金額が変動したり、既にあるドレスを着る場合は衣装代がいらなかったり
でも着物を着て来てもらう場合は着付け代が掛かったりなど、変動はありますが大体このくらい。
1回の結婚式で、最低でも4万円~5万円くらいの出費にはなるのです。
短い期間の中で何度も結婚式に招待されるような人もいて、『ご祝儀貧乏』みたいな言葉が生まれるのも納得ですね。
でも、大切な人の門出を祝いたい気持ちはみんな一緒!
結婚式に出席することにお金が掛かるのは事実ですが、それが理由で『招待されて迷惑だ』と思う人はきっといないと思うんです。
皆、身近な人の幸せな姿・とくに花嫁姿や花婿の姿は素直におめでとうと思ってお祝いしたいはず。
新郎新婦の友人ならなおさらで、仲良しグループの友人同士なら結婚式の時に招待しあうのは当然のこと。
結婚式の参加・不参加をギブアンドテイクの関係性で表すのはおかしいですが
「あの子の時もこの子の時も招待されて行ったし、私の結婚式にも当然来てくれるはず♡」
という考え方は間違いではないですし、仲良しの場合はむしろ招待しないと不自然なので、特別な理由がなければ必ず招待したほうが良いです。
おめでたいことや幸せは連鎖するという言い伝えもあるくらいです。みんなで分かち合うのはいいこと*
でも、正直行けないときもある。。
身近な人の結婚式には、招待されたら嬉しいもの。
仲の良い人が人生の伴侶を見付けて幸せなスタートを切るのを見届けたいという気持ちは多くの人にあると思うのですが、それでもどうしても理由があって結婚式に参加できない場合もあります。
たとえば
☑本当にお金がないとき
☑妊娠や子育てで忙しいとき
☑不幸があったとき
☑結婚式が遠方すぎるとき
☑新郎新婦と実は疎遠の場合
などなど。
行きたいけれど事情があって本当に行けない...ということもありますし
人によっては明らかに人数合わせで招待されたような印象を受けて、「それは参加したくない」と思うようなケースもあるはず。
そういう場合、無理に参加してもらわない方がいいです。
特にお金の事についてや、“疎遠なのに急に結婚式・二次会に呼ばれた!”などの問題は頻発するようで、インターネットの質問サイトでもそういうトピをよく見ますし、実際に友達からそういう話をされたこともあります。
【おすすめ】上手な招待の仕方は、断れる余地を残すこと!
金銭的・距離的・状況的に結婚式に参加するのが難しいような友人がいる場合でも、もし招待しないことの方が不自然なのであれば、とりあえず声かけはするべきです!
結婚式も二次会も、招待状をおくって本格的な出欠の確認をする前に必ず一度は
「〇〇(日付)に〇〇(場所)で結婚式をするんだけど、招待していい?」とお伺いを立てるはず。
その時の聞き方を少し変えてあげるだけで、ぐっと検討しやすくなったり、断りやすくなったりするのでおすすめです。
相手を思いやった、検討・断りやすい結婚式の出席の打診の仕方①
<<条件を全て伝える。>>
一番検討しやすい聞き方は、最初に条件を全て伝える方法です。
条件とはこれらです。
日付、時間
場所
会費等必要な場合はその金額
お車代を出せるのかどうか、その金額も
これらの情報が最初からあれば、どれくらいの所要時間がかかってどれくらいの費用が掛かるのか、ゲスト側で判断できるはず。
計算したうえで、参加・不参加の返事をすることが出来るので納得・安心ですね。
この中でも誘われた側がきっと困るのは、特に遠保の場合にお車代が出るのかどうか問題。
旅費交通費に宿泊費については、もう何度結婚式に参加した経験があるベテラン(?)の友達でも
「今回はどうなんだろう....。伝えられてないの。不安!」という話をよく聞くので、不安にさせないように、
「往復の新幹線代は負担するよ」
「片道だけ負担するよ」
「ごめんね、ホテルは自分で取ってもらうことになるんだけど」
「全部負担するから安心してね」
など、最初から条件を明確に提示したほうが良さそうです。
新郎新婦的には、参加者の人数を確定させてからお車代の試算をしたい...などの思いもあるかもしれませんが、遠方の場合、日付と場所・時間だけ伝えて、お車代について明言しないで誘って招待状を送るのは避けたいところです。
相手を思いやった、検討・断りやすい結婚式の出席の打診の仕方②
<<まずは『結婚式に、招待してもいいかな?』からはじめる>>
今まで聞いた結婚式への招待の確認の仕方で、とても優しいと思ったのは、この方法です。
まずは、なんの条件も伝えずに、『結婚式するの!招待させていただいてもいいかな???』と聞く方法。
えっ、さっきは条件を全部伝えた方が良いって言ったのに何なの?と思った方もいらっしゃるはず。
でも、この方法がどうして親切かというのを説明すると
必ず1回は『おめでとう!!ぜひ!!!行きたい!誘ってくれてありがとう!』というセリフを言わせることが出来るからです。
結婚式に招待していい?とだけ聞かれて、NOっていうことってなかなか無くないですか?
もし行きたくないと思っていたとしても、まだ日程も場所も条件も聞いてないのに「ごめん行けない!」って言う人は少ないと思うのです。
だから、「おめでとう!行かせて♡」という返事が出来る。
その後に、新郎新婦から
「ありがとう。日程は〇〇で、場所は〇〇なの。お車代は~~~」という条件の提示があって初めて検討して、もし参加が無理そうな場合は
「ごめんね、その日は他の結婚式と被っていて....」など言い訳付きで不参加の表明を出来るところが良いところです。
最初、必ず1回は『参加したいよ!』という意思を示せるというのは、断る側にとってとっても精神的に楽になるはずですし
後から日程のせいや場所のせいに出来る言い訳のしやすさ・断り文句・逃げ道を作ってあげているあたりが
この誘い方の“うまいな~”と思ったところでした。
断れるように誘うのも、おもてなしの一種かも。
大切な友人やお世話になった方だから、出来れば結婚式や二次会に来ていただきたい。
なるべく多くの方に囲まれて結婚式をしたいし、お礼をしたい。
そうプレ花嫁さんが思うのは当然のことだと思うのですが、ゲストとして結婚式に参加するのも結構時間とお金が掛かるもの。
どれだけ参加したい気持ちがあっても、どうしてもタイミング的に叶わないときもあるものです。
特に気を遣うのは、遠方からのゲストを呼ぶ場合だとおもうのですが
ちょっとでも「もしかしたら参加してもらうの負担かな...」というような懸念がある場合は
ゲストが不安にならないようにしっかり最初から条件を提示して挙げたり、断りやすいような逃げ道を用意してあげると優しい人だな~という印象を持ってもらえると思います。
結婚式に参加いただく方に最大限楽しんでもらおうと色んなものを振舞うのもおもてなしですが
どうしても行けない結婚式を「ごめんね行けないけど、心の底から祝福してるよ!」と断りやすくしてあげるのも、一種のおもてなし。
自分のウェディングに関わってもらう全ての方が気持ちよく時間を過ごせるように
一番最初の出席の意思確認の時から質問の仕方を気をつけましょう♩
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