式場からの見積りには含まれない!でも、結婚式を挙げるのには絶対に必要な費用リスト*
2019.11.12公開
「結婚式の費用はどんどん上がる」って聞くけど…
夢が膨らむ結婚式。憧れドレスが着たい、華やかな会場装花にしたい、演出もたくさん入れたいetc…
理想はどんどん高まるけれど、現実的なハードルとして立ちはだかるのが、費用の問題。
「これくらいかかるはず」と想定していた範囲内におさまれば良いのですが、「結局予算オーバーしてしまった…!」という新郎新婦さんは珍しくありません。
SNSを見ていても、費用に悩んでいるプレ花嫁さんは多いみたい。
どうして予算オーバーしちゃうの??
結婚式の費用が膨れ上がってしまうポイントは大きく2つあります。
ひとつは、打ち合わせを重ねる中で、衣装や装花、料理をグレードアップしたり、ビデオ撮影をしたり、引出物を一品増やしたりして、「結婚式場の見積もりが初期からどんどん上がる」こと。
プランナーさんから最初に提示してもらう契約時の見積もりは最低限の項目で組まれていることが多いので、その後何かをプラスする度に金額は上がっていくのは、しょうがない当たり前のこと。
でも、それは見学の際に、ある程度プランナーさんに相談することで、ギャップを埋めることが可能です。
ブライダルフェアと同じボリュームの装花や、一番人気の料理コースで最初から見積もりを作ってもらえば、そこからプラスされる金額は自ずと抑えることができます。
初期見積に入っていない項目がある?!
費用が上がってしまうもうひとつの要因は、「見積もりには入っていない項目」です!
結婚式場が出す見積もりは、当たり前ですが式場に払う金額です。結婚式全体の費用ではありません。
そのため、「式場からもらった見積もり=自分たちの結婚式の総費用」と思っていると、後から想定外の出費で苦しめられることになってしまいます。
とはいえ、結婚式準備は初めての経験だから、式場以外に払うお金がどれくらいの種類あるのか・それがいくら位必要になるのかなんて、見当がつかないですよね。
式場に払う以外に、『結婚式』に必要になる費用リスト*
そこで今回は、式場からもらう見積もりには入らない・でも結婚式を挙げるために必要な項目についてご紹介します。
これから結婚式のために貯金するぞ!という方は、想定し忘れている項目がないか要チェックです!
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用①結婚指輪
当たり前ですが、結婚指輪は式場の見積もりには含まれていません。
挙式で指輪交換をするなら、当日までに結婚指輪を手に入れておく必要があります。
一生身に着けるものだから、憧れブランドのマリッジリングを選びたい!というのが花嫁心ですが、他の出費のことを考え、お財布と相談しながら選ぶ必要があります。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用②前撮り
結婚式前に、プロカメラマンに写真を撮ってもらう前撮り。必須ではないものの、ウェディングドレスや白無垢・色打掛などの花嫁衣装を堂々と着れる機会は今だけなので、前撮りを行うのは定番です。
プロカメラマンさんに前撮りをお願いする時のコストは、衣装の数やデータの枚数にもよりますが、10万円~20万円程度が平均です。
一生の思い出に残るので、ここはケチらず最初から『結婚式予算』に入れておきたいところ。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用③手作りアイテムの材料費
案外見落としがちなのが、手作りアイテムの材料費。結婚式準備期間で、いろんなウェディングアイテムをDIYしたいと考えている方も多いはず。
オリジナルアイテムを手作りする理由の背景には、自分たちらしい結婚式にしたいという気持ちと、
「式場に頼むよりも安く装飾出来るんじゃないか」という2つの狙いがあるはずです。
なので、費用のことを考えると、100均やプチプラ雑貨屋さんを上手く活用してリーズナブルにおさえたいところですが、実際にはそんな風にはいかないのが花嫁DIYの盲点でもあります。
DIYが楽しくなって、クオリティにこだわればこだわるほど、材料費も高くつくのを忘れてはいけません。可愛さに一目ぼれして衝動買いをしちゃうことも多く、購入したアイテム一つ一つの費用をしっかり把握・計算していなかったりするので、後から振り返ってみて使いすぎに驚くことも。
(実際にわたしも、ウェルカムスペースに飾ったプリザーブドフラワーの値段を計算したら、2万円を超えていました…!これなら、式場に頼んだ方が安かったかもしれません。)
DIYが必ずしも節約につながるとは限りません。でも、モノ作りは楽しいし、こだわりアイテムが完成して、それらに囲まれて一生に1度の結婚式を迎えるのは何よりも幸せで達成感があること。
結婚式準備中のプレ花嫁ならではの趣味・楽しみとして、ちょっとくらいの予算オーバーは許容しちゃってもいいかもしれません。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用④CD代
披露宴に欠かせないのが、感動的なBGM。披露宴では、20~30曲がBGMとして流れると言われています。
会場の雰囲気を大きく左右するBGMは、式場にお任せではなく、思い出の曲を指定したいという方が多いはず。
ただ、結婚式で音楽を流すには、著作権の問題から「CD原盤」が必要になります。シングルCDは一枚1,500円程度・アルバムは1枚3000円程度なので、すべて新しく購入するとなると、それなりの予算がかかります。
式場にCDが用意してあり、BGM使用料として式場に費用を支払う場合もあるので、見積もりをもらうときに確認してみましょう。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑤持ち込み料
式場提携のドレスショップ以外のウェディングドレスやカラードレスを着たい場合は、提携外のドレスショップでレンタルしたり、自分で購入したマイドレスを持ち込むという選択肢が出てきます。
その際に発生するのが、持ち込み料。式場によって金額は様々ですが、ドレスは3~10万円、タキシードは1~3万円ほどが相場のようです。
式場からもらう初期見積に、最初から持ち込み料が含まれていることがほぼないので、ドレスにこだわりたい方は一応「ドレスを持ち込む場合一体持込み料はいくらなのか・そもそも持ち込み可能なのか」を聞いておくのが安心です。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑥親族の衣装・着付け代
結婚式では、新郎新婦さんだけでなく、両家の参加者も正装をします。父親はモーニングコート、母親は黒留め袖を着るのが主流。
自前で衣装を用意できる場合は問題ありませんが、式場でレンタルして、着付けをする場合、その費用も一緒に結婚式の費用として式場から請求されます。
後日両家に掛かった分を請求するという新郎新婦もいらっしゃいますが、まずは自分たちが払うものとして想定しておくのがおすすめです。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑦お車代・宿泊代
遠方から来てくれたゲストに渡すお車代や宿泊費。全額、もしくは片道分負担するという新郎新婦さんが多いようです。
遠方のゲストが多い場合、数十万円の出費になることもよくありますが、これは快くお渡しするのが花嫁の気遣いです。
後から計算して当日直前にびっくりしてしまうのを避けるために、予め招待客の選定の時から、お車代が必要なゲストをリストアップしておき、大体の金額を把握しておきましょう。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑧謝礼、お礼の品代
結婚式をするにあたってお世話になった方には、お礼を渡すのが礼儀です。お礼を渡す必要のある相手は以下の人たち。
☑主賓・乾杯スピーチをしてくれたゲスト
☑受付をしてくれたゲスト
☑余興をしてくれたゲスト
☑二次会幹事をしてくれたゲスト
☑その他お祝いをくれたゲスト
主賓・乾杯スピーチをしてくれたゲストへの御礼は1万円~、他は5千円~が相場のよう。
友人の場合、お金ではなく物を渡すという花嫁さんも多いようです。大人数で余興をやってくれた場合も、人数分ちょっとしたギフトを用意しておきましょう。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑨直前の美容代
忘れてはいけないのが、結婚式本番直前の花嫁さんの美容代。美容ドリンクやエステなど、全て合わせると結構な出費になります。
☑マツエク(5千円~)
☑ブライダルネイル(5千円~)
☑シェービング(1万円~)
☑ホワイトニング(1万円~)
これに加え、数か月前からエステや小顔矯正などに通いたいと考えている花嫁さんは、その分の予算も組み込んでおく必要があります。
式場からの見積もり以外にかかる結婚式費用⑩搬入費
最後にご紹介するのが、本番一週間ほど前に行う、「搬入」にかかる費用。
搬入というのは、結婚式で使うアイテムをすべて式場に運び込むことです。ウェルカムスペースを飾り付けるアイテムや、プチギフト、両親贈答品など、式場経由でなく自分たちで用意したアイテムを持っていきます。
アイテムが多い場合は車で搬入する必要があるため、車を持っていない場合はレンタカーの利用料金がかかります。また、式場ではなく駐車場のないブライダルサロンに搬入する場合は、コインパーキングなどの駐車場代もかかるので注意が必要。
予算に抜け漏れがないかチェックしよう!
式場からの見積もりには含まれない、でも『結婚式を挙げるの』には必ず必要な費用たちをご紹介しました。
改めて見直すと、結婚式を挙げるためには、式場の見積もりに加えて、いろんな方面からの少なくないお金が必要になるということが分かります。
結婚式のあとのハネムーンや結婚生活のことも考えて、必要になってくる費用をあれこれ想定しながら、結婚式準備を進めてくださいね。
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