ウェディングまめ知識♡結婚式や顔合わせで出される《桜湯》の意味や由来を知ってる?
2017.08.24公開
《桜湯》って知ってる??
写真のような、桜の花びらが浮かんだ飲み物を見たことはありますか?
こちらは、桜湯(もしくは桜茶)と呼ばれる、江戸時代からある日本独自の飲み物で、塩漬けの桜にお湯を注いだものです。
桜湯は、結納の席や、結婚式当日の親族控室などで提供されます。「両家顔合わせを行った料亭で飲んだ」という方もいらっしゃるかもしれません。
婚姻にまつわる席で登場することが多い桜湯。
一体なぜ桜湯が振舞われるのか、桜湯にはどんな意味があるのか。実は、知っておくと素敵な意味やメッセージが沢山込められているんです。
この記事ではそんな、知っておくとよりプレ花嫁期間を楽しめるまめ知識をご紹介します♡
\知ってた?/お祝いの席ではお茶はNG!
桜湯が結納や結婚式で振舞われる理由。それは、おめでたい席ではお茶(煎茶)を避ける風習があるからです。
なぜなら.....
①お茶は、その場だけ取り繕ってごまかすという意味の「茶を濁す」というフレーズに使われている。
②弔事(法事や葬式)で振舞われることから、結婚という一生のことを決めるお祝いの席では、”縁起が悪い”とされている。
からです。
そのため、お茶の代わりの飲み物として、登場するのが桜湯です。
最近ではそういった禁忌を気にしない家庭が多いですが、やはり料亭や神社では徹底されているんですね。

桜湯はおめでたい飲み物♡
もちろん、縁起事には避けるお茶の代わりに、適当に桜湯が選ばれているのではなく、桜湯にはとってもお目出度い特別な由来があります。
≪桜湯がお目出度いとされる理由≫
そもそも昔の日本では、桜は山の神が降りてくる時の目印になる木として、神聖視されていました。
今では春に宴会やどんちゃん騒ぎを行う名目となっている「お花見」も、本来は"厄を祓い神さまと過ごす"という宗教的行事だったほど。
そんな歴史的にも神学的にも特別な花である桜が、お湯の中で花開く《桜湯》は、とっても縁起がいいとされています♡
