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判断材料の一つに。延期になった結婚式を開催する場合に気をつけたいことQ&Aリスト*

2020.05.07更新!!
きゅん

今後、延期になった結婚式を開催する場合のQ&A

コロナの影響で結婚式を延期にした新郎新婦さん、全国にたくさんいらっしゃると思います。

実際に私の友人も、3月末にあったはずの結婚式を7月に伸ばし、先日お詫び状と一緒に新たな日程の案内が届きました。

でも。

緊急事態宣言が5月31日まで延長された今、(延期にした)夏以降の結婚式を開催してもいいのかどうか、悩まれている方も多いですよね。

その友人も、「完全には終息してないだろうし、7月に本当にできるか分からないけど、とりあえず延期になった結婚式に向けて気持ちを切り替えて準備はしているよ」とは言っていましたが、頭を抱えている様子でした。

そもそも、コロナウイルスは新型ウイルスなので、感染の拡大が収束してきて緊急事態宣言が撤廃されたとしても、ワクチンが開発されてみんなに行き渡るまではリスクあり。

(そもそもリスクはいろんなバリエーションで、いつでもあるものなのですが....!!!)

この記事では、今後withコロナの時代に結婚式を控えている方々に向けて。

【コロナウイルスが完全には収束しない中で、結婚式を開催する場合に考えたいことや注意点】をまとめたガイドラインをご紹介します。

このガイドラインを作成したのは、ウェディング業界で働く人たちのコミュニティサービスSUEHIROの方々。

厚生労働省の発表や、感染症専門医からの説明がソースとなっているので、信頼して読んでもらいたいガイドラインです。

今後の判断材料のひとつとして、ぜひご一読ください。

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Q. 開催する際に、家族だけの参加にするなど人数を絞ることで効果はあるのでしょうか?

A. 人数を絞った場合、“その場に感染者が存在する可能性が減少する”、“一人当たりの空間を広くとることが可能になる”という観点から、感染リスクを減らすことが出来ると考えられますが、

換気の悪い密閉空間を作らないという視点から、厚生労働省の発表によるビル管理法の考え方に基づく必要換気量(一人あたり毎時30m2)が確保できている、ということがひとつのポイントとなります。

会場の大きさに対して密集状態を作ってしまう様であれば、人数を絞る選択肢も考えられてはいかがでしょうか。

しかし、十分に広い空間であっても、近距離での会話や食事は、飛沫及び接触感染のリスクがあります。

人数を絞るだけではなく、環境を整えることが大切です。

Q. 結婚式にかかる一般的な所要時間は挙式30分披露宴2時間半ですが、短縮することに効果はありますか?また、換気することは効果がありますか?

A. 厚生労働省の発表によると、感染予防対策として「窓の開放による方法」が有効とされており、換気回数は『30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する。』ことが推奨されています。

(※ 換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数をいう。空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。窓が一つしかない場合は、ドアを開ける。)

一般的な披露宴では、同じ空間に長時間大勢の人が滞在する傾向があるため、披露宴の時間を短縮したり、30分に1度の換気が行えるような会場の利用の仕方(途中で屋外に出るプログラム組みなど)を検討する必要もありそうです。

仮に感染者が出席をしていたとして、感染しうる環境下に他人が存在している場合、ウイルスに対する暴露時間が長いほど、感染のリスクは上昇することが考えられます。

ただし、挙式披露宴を行う場合に劇的な短縮は難しい場合も多いかと思われますので、時間を短くすることによる効果だけではなく、「感染しうる環境」をいかにつくらないかに注力をするのが望ましいと考えます。

その「感染しうる環境」を作らないひとつの方法として、換気は有効だと考えられます。

Q. ゲスト同士が近づく状況を作らないために工夫できることはありますか?席と席の距離を開けることで効果はありますか?

A. 厚生労働省が提言する

①換気を励行する

②人の密度を下げる

③近距離での会話や発声、高唱を避ける

を踏まえた会場選びやプログラム組みでの工夫が考えられます。

例えば写真撮影や挙式などは屋外などで行ったり、小規模での開催に切り替える、などが有効と考えられます。

また、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では「対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で1メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高い」

とされていますので、席と席の間隔を空けることでの効果は、確実ではないとしても期待はできそうです。

一定の距離を保っての会食の可能性や、参列者やスタッフが会場内を移動する導線を確保した配席の工夫、ゲストが密集しない誘導の方法などを総合的に考慮できるとベストでしょう。(5/1更新)

Q. ゲルタイプなどの空間除菌剤をテーブルに置くことなどで除菌する効果はありますか?

A. 4月3日現在、明確なエビデンスを見つけることはできませんでした。新型コロナウイルスに対する詳しい効果などは、製造元にご確認いただくことが望ましいと考えられます。

Q. 料理やドリンクをサーブする際に気をつけるべきことは?ワンプレートやお弁当スタイルにすることで効果を期待できるのでしょうか?

A. ビュッフェでは、ウイルスが付着しているかもしれない手で触ったトングをゲスト同士で使いまわすこと、会話等で飛沫が付着したかもしれない食品をシェアするという面で、個別の食事よりもリスクがより高まることが考えられます。

どうしてもビュッフェを行う場合は、トングをひとり1本準備したり、ショーケースに入った食品を見て選んで頂き、マスクと手洗いをしたスタッフが、サーブしてお客様へお渡しする方法などでリスクを減らすことは可能と考えられます。

また、ワンプレートの提供にすることは、調理及びサービススタッフの接近や接触の機会を減らすという視点でリスクを減らすことは理論上できますが、ドリンクサービス等で接触をゼロにはできないため、効果は限局的ではないでしょうか。

Q. 結婚式中、会場のスタッフが ゲストのカメラやスマホを預かり撮影することは危険ですか?

A. 厚生労働省の発表によりますと、「感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。」と提言しています。

ゲストのカメラやスマホも同様ですので、食事を提供する披露宴の場では、避けておいたほうがよいでしょう。

挙式の際やお支度の際は、スマホやカメラの消毒、受け渡しの前後での手の消毒を行い感染防止に務めるとよいでしょう。

尚、機械類の消毒方法に関して、結婚式の現場では、アルコールウエットティッシュ等の使用の機会もあるかと思われますが、

アルコールやエタノール、研磨剤、界面活性剤といったものが含まれるウエットティッシュは、対指紋コートと行ったスマホ表面のコーティングを剥がしてガラス表面を劣化させたり、ゴムやプラスチックといったパーツを傷めたり、外装の印刷を消してしまう可能性も指摘されておりますので、使用に際しては製品の取扱説明書をよくご確認ください。

Q. 会場入り口などでアルコール消毒を呼びかけてはいますがどの程度効力があり、何時間に一回行うのがベストなのでしょうか?

A. WHOの手指衛生ガイドラインによると、アルコールによる手指消毒を正しく行えば、ほとんどの微生物(ウイルスを含む)を除去できるとされています。

正しく行うことが重要であると共に、アルコール消毒は、それまでに手に付着していたウイルスを不活化する効果はあっても、揮発性が高く効果が持続しません。

よって何時間に1回ではなく、汚れた可能性の度に都度、が原則です。

新型コロナウイルスだけではなく、他の病原体を近づけないという視点でも、ウイルスが手に付着する可能性がより高いと考えられる、不特定多数の人が触るものに触れた後、お手洗いの後、食事の前、など効果がより期待できる場面で円滑に行えるように、「玄関」、「披露宴会場入ロ」、「お手洗い」等にアルコール消毒を設置してはいかがでしょうか。

また、アルコール手指消毒を強要のように入口で行っている施設も見受けられますが、「アルコール過敏症」の方もいらっしゃいますので配慮も必要です。

Q. 祝辞や友人スピーチで使用するマイクの使い回しは危険ですか?

A. 厚生労働省では「感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。」と提言しています。

マイクは口元で使用することから、使用者の飛沫が付着する可能性が高い物品と言えます。

次の使用者が、前の使用者の飛沫が付着した部分に触れることでウイルスが手に付着し接触感染を起こす可能性が考えられます。

使用の都度に消毒することが可能か、またビデオメッセージなど、マイクを使用しない祝辞やスピーチの仕方を同時に検討されてはいかがでしょうか。

同様に、司会者からのゲストインタビュー形式でのマイクの使いまわし使用を避けることも、感染リストを下げる方法のひとつと考えられます。

またマイクだけでなく、会場内には他にもドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど、接触するものはたくさんありますので様々な面での配慮が必要です。

Q. チャペルや神殿などで安全性が高いのはどんな場所?賛美歌は歌っても良いのでしょうか?

A. 厚生労働省では、

①換気を励行する

②人の密度を下げる

③近距離での会話や発声、高唱を避けることがクラスター(集団)感染発生リスクの回避につながると提言しています。

これを踏まえると外気を十分に取り入れられる屋外のチャペルへの変更、収容可能な定員に対して列席人数を親族や家族のみに限定し人数を減らすなどの対策が考えられます。

また賛美歌は参列者の合唱は控え、一定の距離を保った位置で聖歌隊のみが歌うなどの対応が可能か相談されてはいかがでしょうか。(5/1更新)

Q. ヘアメイクの際、リップブラシやパウダーブラシ、ヘアアイロンなどからの感染はしますか? また、感染防止の対応で気をつけることはありますか?

A. ヘアメイク道具を使用前後に洗剤と流水で洗浄していれば、感染リスクは低いと考えられますが、気になる様でしたらご自身の道具を使ってヘアメイクが可能かご相談されてはいかがでしょうか。

またヘアメイクの際は、施術者とお客様の距離が近くなりますので、飛沫や接触感染に対しての留意も大切です。

Q. 料理を作り盛り付け提供する過程で感染する可能性はありますか?

A. 厚生労働省によると「2020年2月21日現在、食品(生で喫食する野菜・果実や鮮魚介類を含む。)を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません。

製造、流通、調理、販売等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。

WHOは、一般的な注意として、生あるいは加熱不十分な動物の肉・肉製品の消費を避けること、それらの取り扱い・調理の際には、交差汚染予防のために注意すること」としています。

結婚式に関わる全ての人が体調管理や手洗いなどを徹底することで飛沫による感染防止に努めることが望ましいでしょう。

Q. 調理人やサービススタッフで作業従事の時点で自覚がない無症状病原体保持者がいた場合、感染する可能性はありますか?

A. 厚生労働省による無症状病原体保持者に関する記載は、「通常、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に、他者へウイルスを感染させる可能性も最も高くなるとされています。

したがって、可能性は低いとみられるものの、新型コロナウイルスについては十分解明されていないこともあるため、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。」とされています。

スタッフの健康管理を厳密に行い、感染が疑わしいものは絶対に関与しないことと、マスクや手指衛生の徹底により、無症状のスタッフからの感染のリスクを低下させることが可能と思われます。

なお、調理をされる方と同時に、サービススタッフからのお料理の説明などにも配慮されることが望ましいと考えられます。

Q. ゲストとして列席を控えたほうが良い場合はどのようなときでしょうか?

A. 厚生労働省では「発熱などのかぜ症状がある場合は、仕事や学校を休んでいただき、外出やイベントなどへの参加は控えてください。休んでいただくことはご本人のためにもなりますし、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。」と提言しています。

また、日本感染症学会によると、「新型コロナウイルス感染症の特徴の1つとして、高齢者における感染例の集積があること、小児における重症例が少ないことがあります。

日本においても、長期療養型施設における高齢者は、さまざまな基礎疾患を有しており、インフルエンザやノロウイルスにかかりやすく重症となることが知られています。

高齢者や免疫不全患者は本感染症にかかった場合に重症化しやすいことから、濃厚接触が起こりやすい人混みの環境や閉鎖空間を避け、感染対策を徹底することが重要となります。」と発表しています。(2/21現在)

最終的には、出席者様のご判断になりますが、個人ごとに状況を総合的に考えてご列席の可否を慎重にご検討されるのが良いかと思われます。(5/1更新)

Q. 参列者が会場に向かうときに気をつけることはありますか?

A. 様々なリスクの可能性があり、判断が難しいところですが、飛行機や新幹線を利用する場合でも、基本的な対策を守ることにより、感染リスクを下げることは可能です。

各機関にて注意喚起されている対策としての、手洗いや手指消毒をこまめに行う、近距離での会話や食事を避ける、咳エチケットなど、基本的な対策方法を守ることが現段階での最善策と考えられます。

また、自家用車を利用する場合でも、複数人で乗り合わせると車内が密閉空間となりうるため、換気を十分に行うなどの対策をするのがベストでしょう。

Q. 参加中は常にマスクを 着用したほうが良いのでしょうか?

A. 厚生労働省の発表によると、「マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ上で高い効果を持ちます。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用することが望ましいでしょう。

ご自身の予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる予防効果はあまり認められていません。」と提言しています。

挙式の際のチャペル内など、密集を避けられない場合には、マスクを着用することは一つの感染予防対策と言えますが、屋外での写真撮影などでは十分に配慮したうえで、マスクを外すことも可能と考えられます。

Q. 結婚式から帰ったらやるべきことはありますか?

A. 普段の生活で外出から帰宅した場合と同様ですが、手洗いやうがい、洗顔、シャワー、着替え等を行うことで、もし外出先で身体にウイルスが付着していたとしても、付着物からの感染のリスクを減らすことが可能です。

【最後に】Q&Aを作成したSUEHIROの方々からのメッセージ

このガイドラインを作成するにあたり、感染症専門医の先生や、専門外の分野ながら親身に相談に乗ってくださったドクターや看護師さん、結婚式の現場のリスクを一緒に考えてくれた業界関係者など、さまざまな方のお力をお借りしました。

ここにあらためて感謝申し上げますと共に、一日も早いコロナウイルスの終息と皆様が健康で幸せに生活できる日が戻るよう祈ります。

また、このガイドラインは決して「これを守れば結婚式を行っても大丈夫!」というメッセージとして作成したものではないということを、敢えて提言いたします。

情報が溢れて見えにくくなっている現状で、厚生労働省などの発表事項を結婚式に置き換えてまとめることで、皆様が迅速かつ冷静な判断をするためのお手伝いとして、「私たちが大切にしている結婚式という現場から絶対にクラスターを出さない!」という強いう信念の元に作成いたしました。

どうか皆様のご理解の元、有効にご活用いただけますよう、重ねてお願い申し上げます。

尚、状況は刻々と変化しております。どうぞ皆様でも最新の情報を確認しながら、withコロナの現状と向き合い、結婚式だけでなく、全ての社会生活に対しても節度ある行動を心がけて参りましょう。

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発起人 SUEHIRO

MAIL info@suehironet.com

監修 WEDDING LAPPLE / REVE&Co. / Coco style WEDDING

ご協力 REXIT

引用:厚生労働省 HP/一般社団法人日本感染症学会 HP/ ©REXIT SUEHIRO

第2版 ※5月1日現在の情報を元に作成しています。

デザイン/Shiori Graphic

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