細かな手続きの前につくりたい!結婚したら必要な「印鑑」の種類まとめ〔実印・銀行印・認印〕
2022.07.09公開
結婚したら『印鑑』を作りたい!
結婚することが決まったら、結婚式や新生活の準備など色々あるかと思いますが…細々とした手続きの前につくりたいのは新しい『印鑑』です。
今まで、印鑑はどのようなものを使っていましたか?多くの方が持っている印鑑は「銀行印」や「シャチハタ」だと思います。
ですが、結婚したら同じ名字(新姓)になるので夫・妻どちらかの印鑑が変わります。そして家庭を持つ身として、これからの人生のあらゆるシーンに対応した『3つの印鑑』を持つことが望まれます。
でも、いきなり印鑑と言われてもどのようなものなのか、どうやって作れば良いのかなどわからないですよね…。
そんな方のために今回は、結婚したら絶対に知っておきたい「印鑑」について、徹底解説していきます*
婚姻届を提出する前に知りたい!結婚したらつくりたいハンコ①実印
実印とは、住民登録をしている役所に『印鑑登録』をしている印鑑のこと。車を買ったりしたことのある方は、印鑑証明と実印を持っている人もいるかもしれません。
実印は印鑑の中で1番重要なもの。実印は法律上や社会上の権利、義務の発生などが伴っているものなので、「実印を押す=法的な効力がある」ということです。
実印を使うときは〔不動産やローンの手続き、遺産相続、車の売買、保険金や保証金手続き〕などといった社会的な信用や信頼関係が結ばれる場合や、証明が必要な場合。
なので実印はこのような用途以外には一切使わずに、他の銀行印や認め印と同じ印鑑を使うことも避けましょう。家族であっても同じ印鑑を使うことは出来ません。
『実印』に登録出来ない印鑑はどんなもの?
結婚を機に実印をつくるのは「実印を持っていない」方と「実印は持っているけど、旧姓だけ、又は旧姓フルネームで印鑑登録をしている」方。
旧姓だけや旧姓フルネームで印鑑証明を登録している方は、結婚すると実印としての効力がなくなってしまうので、印鑑登録をし直す(改印登録)必要があります。
では、実際に実印とはどのようなものでしょうか?実印として登録が「できない」印鑑はこちらです。
✅印鑑の大きさが一辺8mm~22mmに当てはまらないもの
✅住民票に記載されている氏名ではないもの
✅ゴム印など、変形しやすい素材のもの
✅印影や外枠が不鮮明であったり、欠けたりしているもの
✅大量生産されているもの
✅他の人が登録しているもの
こちらに当てはまらないものなら登録することが可能です*
実際に作っている実印のサイズはこんな感じ。
では、一般的にどのような実印を用意しているのでしょうか?
まずは印鑑の大きさ。印鑑の大きさは8mm~22mm以内なら何でも良いですが、一般的に選ばれているサイズは13.5mm~18mmのサイズです。
女性の印鑑は、男性(夫)の印鑑よりひとまわり小さいサイズが良いと言われています。
男性向けの実印は15mm~21mmが多いので、彼の印鑑のサイズを確認して、それより小さいサイズにしましょう。
実印は名前にする?フルネームにする?
実印の大きさが決まったら、次は名前にするかフルネームにするかが悩みどころ。
結婚前に実印を用意する人は、結婚することを見越して名前だけのことが多いようですが、結婚したらもう実印を変更することもないはずなのでどちらでもok!
結婚したからフルネームで!という方もいますし、名前だけでという方もいます。防犯面からだともちろんフルネームの方が安全性が高まります。
ですが、女性のフルネームの印鑑は『後家相』とも言われ、女性が「家」を背負うのは苦労すると言われ良くないともされています。また、一家に名字を背負う人が2人になってしまうので、対立をしてしまうとも言われています…!
なので、どちらでも良いですが、一般的には女性の実印は【名前の横書き】が多いみたいです。
婚姻届を提出する前に知りたい!結婚したらつくりたいハンコ②銀行印
銀行印は、銀行や金融機関、カードや公共料金などの手続き関係で必要な「届出印」です。
結婚する前から名前の銀行印を使っていた方は印鑑の登録変更をする必要はありませんが、名字の銀行印を使っていた方は変更が必要となります。
銀行印は名字?名前?サイズはどうするの?
銀行印は【名前のみの横書き】がお勧め。サイズは実印より小さく、認め印より大きい12mm~13.5mmが主流です。
(※名前の印鑑を使っていた方は印鑑の登録を変更する必要はありませんが、名字が変わった場合は名義変更はしなければならないので注意してください!)
婚姻届を提出する前に知りたい!結婚したらつくりたいハンコ③認印
認印は日常での事務(簡易な契約書や履歴書、転入届や運転免許証など)に使われるもの*
認め印は【名字の縦書き】が良いみたい。
日常的に使われるものなので、2本くらい用意しておくのがお勧めです。(家に1本、職場に1本、持ち歩き用に1本の3本用意したという方も!)
認め印は名字?名前?サイズはどうするの?
認め印は名字のみの縦書きが主流なので、名字が変わる方は新しくつくる必要があります。
認印のサイズは実印、銀行印よりも小さい10.5㎜ か12mmが主流です。
実際、今まで使っていたものもよくわからない…!結婚したらどうするべき?
実印・銀行印・認印の使い方、作り方をご紹介しました。ですが、実際のところ今までどの印鑑を何に使っていたのか良くわからないし、今後どうしたら良いのかわからない。しかも彼も良くわかっていない…!
という方も多いかと思います。そんな方は、結婚を機に彼の印鑑も自分の印鑑もぜーんぶまとめて一新するのがお勧めです。
最初は少し大変だけど、結婚するにあたって名義変更をするついでに印鑑登録も全部変更してしてしまえば後々絶対に楽になります。それに新しくふたりで家庭を築くにあたって、心機一転すっきりするはず!
では、どのような印鑑を作ったら良いのでしょうか?定番の印鑑のサイズを表にしました。
サイズに迷っている方は、大きめサイズか小さめサイズで揃えてつくるのがお勧めです。
実印、銀行印、認め印をつくるにあたり、名字か名前なのか、書き方、書体も表にしました。「どれを選んだら良いのかわからない…!」という方は参考にしてくださいね♩
また、素材は丈夫な象牙や黒水牛がお勧めです。
入籍を機にふたりの『印鑑』を見直そう*
結婚したら絶対に知っておきたい印鑑についてご紹介しました。
今まではなんとなくある印鑑やハンコを使っていた…という方も少なくないかと思いますが、結婚したら家庭を持つ身。夫婦それぞれ、しっかりとした印鑑を持つことが求められます。
いざ家を買ったり、車を買ったり、重要な契約のときに「実印って何だ?」「印鑑証明してたっけ?」となったら大変だし、何より大人として恥ずかしい!
ぜひ入籍・結婚を機に印鑑を一新して、手続きなどもクリアな状態にして新婚生活に臨んでくださいね♩
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➡旧姓の印鑑って入籍後どうする?意外と知られていない【印鑑の処分方法】