難しすぎる規約がたくさん!キャラNG・音楽NGの理由。結婚式に関する【著作権】の基本を解説!

2017.04.07公開
きゅん
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結婚式に関する【規約】って何なの?

プレ花嫁になって初めて知る、結婚式に関するルールや決まり。

例えば、キャラクターのウェディングケーキはだめ、有名な歌手の曲は使っちゃだめ、動画の音楽は著作権を取らないと駄目、などなど。。

SNSでも、「結婚式場に駄目って言われた」「これって良いの?」など、様々な意見が飛び交っています。

知らず知らずの内に、規約を破ってしまっていたら怖いですよね。

この記事では、結婚式準備をしている花嫁さんなら「ん?これって大丈夫なのかな?」と引っかかったことのある、守るべき規約やマナー・モラル違反についてまとめました。

基本から、一度おさらいしましょう♩

結婚式の著作権問題①キャラクターのウェディングケーキって駄目なの?

結婚式ではキャラクターのウェディングケーキを作っているのを良く見ますよね。キャラクターのウェディングケーキは可愛くて、憧れのケーキでもあります♡

でも。。

基本的にはキャラクターのウェディングケーキを作るのは「駄目なこと」なんです。

著作権という言葉を聞いたことがあるはず。著作権とは、本や言葉、音楽やブランドやキャラクターなどを守る知的財産権のひとつ。

他の人が許可なく勝手に使ったり、売ったりするのは認められていません。

例外として、「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において」はOKとされています。なので、例えばお家でキャラクターのケーキを作って食べるのは大丈夫。

しかし、結婚式場が作って新郎新婦さんに販売するのは商業利用となってしまうためNGなんです。

もちろん、公式にキャラクターの版権元に許可を取っている式場さんもあり、その場合は大丈夫♡

でもSNSにいっぱいキャラクターケーキ載ってない?

でも、「インスタグラムでキャラクターケーキを載せている花嫁さん見たことあるけど…」と疑問に思った方もいるはず。

中には新郎新婦さんの要望を叶えるために、キャラクターの世界観に近づくよう、厚意でオリジナルケーキを作ってくれている所もあります。

でも、本来は結婚式場が版権元から訴えられる危険性もあるので、新郎新婦さん側から「このキャラクターのケーキを作って」とお願いするのはマナー・モラル違反。

無理をいってそのキャラクターを連想させる世界観を表現してもらった場合は、SNSに載せるのはやめましょう。

もしそのケーキを見た他の花嫁さんが「先輩花嫁さんはインスタグラムにキャラクターケーキを載せてた!」と言ってきたら、結婚式場は本当に困ってしまいます。

結婚式場がキャラクターのケーキを作れないのは当然のこと。そのことで、結婚式場に無理を言うのはいけないこと。そう理解しておきましょう。

ちなみに、これはOKというものもあります♡

憧れのウェディングケーキができないかも…!とガッカリした花嫁さん、安心してください。

もしかしたら、あなたがイメージしているキャラクターは著作権に触れない可能性があります!

例えば、人魚姫。

ディズニー映画『リトルマーメイド』の主人公であるアリエルは、ディズニーに著作権があるのでもちろん使うのはNGですが…

『リトルマーメイド』の原作である「人魚姫」はアンデルセンの童話。

著作権は作者の没後50年で無くなるので、人魚姫は著作権フリー。

つまり、人魚姫をモチーフにしたケーキは作ってもOKということになります。

著作権を侵害しないよう気を付けながら、理想のケーキをデザインしてくださいね。

結婚式の著作権問題②音楽って何でも使っちゃだめなの?

次に気になる部分は「アーティストの曲は好きに使っちゃだめなの?」についてです。

結婚式場で音楽を流すには、「許可が無いと駄目」です。

許可を取るためにはISUM(一般社団法人 音楽特定利用促進機構)に申請をする必要があります。

ですが、結婚式場が手配してくれるBGMや、結婚式場で流す動画の曲の申請は、全て結婚式場がやってくれるので気にする必要はありません。

各シーンでのBGMを指定する場合も、CD原盤を購入して持ち込めば大丈夫です。

ただ、注意して欲しいのは、自作した動画など。

自作した動画に音楽を入れた場合、会場で流せない可能性があります。

自作ムービーを用意する場合は、まずは結婚式場にどのようにしたらよいのかを事前に確認しましょう◎

確認する前に作り始めて「この曲は使えません」なんてことになったら本当にショックですもんね…!!

著作権や法律について、結婚式場に訴えても、結婚式場はどうすることもできません。

自作ムービーの場合は音楽に要注意!ということを覚えておきましょう。

結婚式の著作権問題③インスタグラムやブログなどでの『お譲り』や『販売』って良いの?

インスタグラムで良く『お譲りします』や『オーダー受付けます』など見ますよね。これって、良いことなのでしょうか?

まず、お譲りについては、基本的にOKなことです♩

自分が使ったもの(中古品)を他の人に譲ることなので、フリーマーケットと一緒。今流行りのフリマアプリと同じです。

ですが、もちろんインスタグラムやブログなどでの個人の取引になるのでトラブルが起こることもあります。お譲りをする場合も、お譲りをされる場合もきちんと節度を持って対応しましょう。

その点、大手のフリマアプリやオークションサイトを使えば企業が間に入ってくれるのでトラブルが少なく、個人で取引するより安心ですね♩

ただし、個人的に自分の中古品をお譲りしているわけではなく、海外から仕入れた中古ドレスやアイテムを販売する場合は、「古物商許可証」が必要になります。

古物商許可証をもたずに中古品を販売するのは法律違反になるので注意。

購入する方も、違法な商売に加担していることになるので注意しましょう。

➡先輩花嫁さんのお譲りのトラブルはこちら

じゃあ、インスタグラムでの『販売』はどうなの?

インスタグラムで商品を販売している花嫁さん・卒花さんも多くいますよね。

自分の結婚式で上手に出来たから同じものを作って安く売ってあげたり、オーダーを受け付けたりしている花嫁さんって結構たくさん見かけます。

でも。。。!実は、個人で販売する場合にも色々と決まり事があるのを知っていますか?

個人で販売をする場合も、特定商取引法に基づいて販売をしなければなりません。売り上がったら確定申告をして、税金を納める必要があります。

これを守らずに勝手に商品を売買していると、脱税となってしまっていたり、税務調査が入ったりすることも。

今、気軽にインスタグラムで商品を売っている花嫁さんが多いですが、しっかり決まりを理解した上でお互い売買するようにしましょう。

そしてもちろん、キャラクターやブランドの模倣品を売買するのは絶対にNG。絶対にやめましょう!

違法なキャラクターものを売っている人から買うのも控えましょう。一生に一回の結婚式に、違法な商品を使うのはおすすめしません。

「先輩花嫁さんがやってるから」は通用しない!ルールを守って楽しく結婚式準備をしよう♩

結婚式の著作権について、インスタグラムなどでのお譲りや販売についてご紹介しました。

ウェディングケーキや曲、販売などはどうしても「先輩花嫁さんがやっているから」「みんなやっているから」と思ってしまいますが、社会的にNGなものはNG。

結婚式の幸せな思い出が、後々ルールを守らなかったことによるトラブルになってしまったら嫌ですよね。ルールを守って、楽しく結婚式準備に取り掛かってください♡

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